ヘディングはおもに頭で

ヘディングはおもに頭で

1,650円 (税込)

8pt

3.5

大学受験に二度失敗し、浪人をしながらアルバイトを転々として暮らしている松永おんは、かつて双子の弟がいたことから、自分は半分だけの存在だという意識を持って生きている。半年前から働きはじめた弁当屋では何の楽しみもやりがいも見いだすことができない。そんな日々を過ごしていたある日、おんは高校時代の部活・写真部の集まりで友人に誘われたことがきっかけで、初めてフットサルをする。それはおんにとって「まったく新しい何か」だった。誰かにスイッチを押されたようにフットサルを始めたおんは、永田町にあるフットサルスクールに通うようになる。一方、地元北千住の同人誌が開催する読書会にも参加するなど、徐々に世界を広げていくおんだが……。

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ヘディングはおもに頭で のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    浪人生の「おん」は、弁当屋でアルバイトしながら、漠然と受験勉強をする毎日。でも4か月前からフットサルのスクールに通いはじめて、目に見えないくらいじわじわと世界が広がりはじめる。

    大きなドラマがある小説ではない。でも、多くの人の人生がそうであるように、日々のほんの小さなできごとの積み重ねで、ほんの少

    0
    2020年11月03日

    Posted by ブクログ

    最近流行りの繊細さんの心理描写や人間観察をフットサル中心に展開する話。こういう若者が増えているということか。思わせぶりなタイトルは最後までストーリーと関連付けられなかった。

    0
    2021年01月29日

    Posted by ブクログ

    二浪中の主人公「おん」
    弁当屋でバイトをしながら
    フットサルのクラブに夢中になり
    受験勉強に意味を見出せなくなる。
    読書クラブでの人間関係だったり
    狭い世界でもいろんなことが起こる。
    一見弱そうな主人公だが
    悪口や陰湿な嫌がらせにも
    淡々とやり過ごしているのが強さをもつ。
    無気力なのか意思が強いのか

    0
    2020年12月21日

    Posted by ブクログ

    浪人生の日常の物語。
    フットサルや読書サークルという新しい環境に自らを置き、何か大きな出来事がある訳ではないけど、ちょっとずつ緩やかに変化していく主人公。
    浪人生だけど、あまり受験勉強とかのシーンはありません。フットサルのシーンがメインかな。

    何となく、こんなゆるゆるだらだらした雰囲気、嫌いじゃな

    0
    2020年10月28日

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