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ロンドンで見つかった鶴屋南北の未発表作品をめぐる不可解な見立ての連続死、そして「南北の作品」自体に秘められた謎。芝居か現か、過去か現在か。時空を越え複雑に絡んだ謎に、森江春策が七転八倒解き明かしてゆく。
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Posted by ブクログ
作中の松平定信の描き方が理想的だ(´・ω・`) 歴史上の人物で一番大嫌いで存在しなければ 良かったと思っています(二番目は徳川慶喜) 作中作が苦手で叙述トリックっぽいのは必ず ひっかかりますし、歌舞伎などの知識が皆無 なので作中の盛り上がる部分における感動が 薄いし、頭が悪いので事件の流れを再構成...続きを読むで きない・・・なんて本だ 作者が歴史上の人物をおもちゃにして物語を 組み立てるのは好物なので面白かったw
芦辺拓が2010年版の「このミス」近況欄で執筆予定と示唆していたという作。10年越しの作品である。 実は森江春策シリーズは芦辺拓のデビュー作である「殺人喜劇の13人」しか読んでいない。それでも基本的には問題なく読める。 ロンドンで発見された鶴屋南北の未発表作。連続見立て殺人と芝居に隠された謎。 率直...続きを読むに言うと現代パートの謎解きはちょっと中途半端だと感じる。筋立てとしては理解できるし論理的にも齟齬はないが、どうも上手く嵌まらないというか、しっくりこないというか、フーダニットの部分が説明不足というか…。私の頭の悪さは多分にあるのだが。 だがしかしこの小説の真骨頂は(本格ミステリではあるが)そこにはない。鶴屋南北の幻の戯曲に込められた含意を読み解くことに圧倒的なミステリ感がある。そしてそれは構想10年の間にこの国が陥った問題に対する痛烈な風刺にも読める。現代パートにもそれを示唆(ちょっとステレオタイプすぎる)人物が登場する。 ただ…現代パートに出てくる「悪辣」な者たちが(モデルに立脚しているように見えて)どうも現状味がない。その点、戯曲の含意は史実を研究した上に成り立つフィクションだからこそのエグみがある。 幻の戯曲の謎と見立て殺人の入れ子構造はとても複雑ながら読み応えがあった。ただやはり幕切れが弱すぎる。最後の落とし方も弱いというか「そこに落とすの?!」と少し思ってしまった。現代パートの登場人物たちが若干影が薄くなるレベルで、南北の謎解きの方が深く面白いのである。 いっそ殺人事件を入れないで鶴屋南北だけ読み解けばそれはそれで別の味わいだったかもしれない。それだと北村薫の「六の宮の姫君」になりそうな気もするが。 しかしどうしても森江春策を中村梅雀で読んでしまう。浅見光彦だとこんなことにならないのに!
シリーズものとは知らずに読み始めました。 内容がてんこ盛りでした。 森江、菊園、来崎のやり取りが面白かったので、シリーズ始めからチェックしていきたいです。
時代を超えた告発、支配に屈することなく虚構と自由と表現を書割に込め反旗を翻した者達。大南北に天徳と来れば唆られる方におすすめしたい。現代の事件に弱さを感じながらも、虚構に人生を賭ける凄愴さを今昔で味わえる。
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芦辺拓
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