パリのすてきなおじさん

パリのすてきなおじさん

1,760円 (税込)

8pt

難民問題、テロ事件、差別の歴史……。 世界は混沌としていて、人生はほろ苦い。 だけどパリのおじさんは、今日も空を見上げる。 軽くて、深くて、愛おしい、おじさんインタビュー&スケッチ集
中島京子さん推薦! 「パリは人種のるつぼ、おじさんのサラダボウルだ。 読めば21世紀の隣人の姿が浮かび上がり、 クスクスも赤ワインも、より味わい深くなる。」
★推薦の言葉
<推薦のことば>

中島京子さん(作家、『小さなおうち』『ゴースト』)
「パリは人種のるつぼ、おじさんのサラダボウルだ。
読めば21世紀の隣人の姿が浮かび上がり、
クスクスも赤ワインも、より味わい深くなる。」


栗原康さん(政治学者、『村に火をつけ、白痴になれ 伊藤野枝伝』『死してなお踊れ 一遍上人伝』)
「こんにちは、アンジェリーナ・ジョリーです。パリのおじさんは名言をはく。
「ギャンブルしない人間は信用できない」。「人生を学んでいるあいだに手遅れになる」。
生きることはギャンブルだ。いま死んでもいい、そう思えることしかやっちゃいけない。
人生に地図なんてない、学ぶな。木をみず、森をみず。いくぜ、ミスター無責任。チンチン!」


井上哲也さん(大垣書店高槻店・副店長)
「金井真紀さんの言霊(ことだま)には、街の鼓動、人の息吹を感じさせる魔力がある。
頁を開いた瞬間、まるでその場に居合わせているかの如く、眼前にパリの街並みと粋で面白いおじさん達の姿が広がる。 どこから読んでも、楽ししいし、どの掌編も珠玉。
本当にさらっと読めちゃううのだけど、奥底には、現在のパリ、いや世界が抱える深淵なテーマが潜んでいたりする。
パリのおじさんも恰好良いけど、一番すてきなのは言葉の魔法使い〈金井真紀〉だと大阪のおじさんは思うよw」


伊藤詩織さん(ジャーナリスト、『Black Box』)
「登場するおじさんの多くは地位や人種と関係なく、
それぞれの人生、自分自身を受け入れています。そして他人と違うことを恐れていません。
日本も男女問わずそういう人が増えればいいなと思います」


星野智幸さん(小説家、『俺俺』『呪文』『のこった もう、相撲ファンを引退しない』)
「ヘビーな経験も軽やかな生き方も、金井さんの筆にかかると、等しく豊かな人生として描かれる。誰の人生でも価値は同じなんだな、という真実を実感させてくれる吟遊の書。」


安田浩一さん(ジャーナリスト、『ネットと愛国』『ルポ 外国人『隷属』労働者』)
「すてきなおじさん」の話を通して、パリの様々な風景が浮かび上がってきます。
街の豊かな表情が見えてきます。弾んだ声が聞こえてきます。せつない息遣いも響きます。
おじさんたちの知恵と信念と生きざまが、パリに色彩を与えています。
金井真紀さんの味わい深い文章とスケッチで、読者はきっと、これまで知らなかったパリを「発見」することができるはずです。」

飯間浩明さん(国語辞典編纂者、『小説の言葉尻をとらえてみた』)
「昆虫採集のよう、と言ったら取材対象に失礼だろうか。金井さんによる「パリのおじさん採集」。集められたおじさんの実例を眺めていくと、パリそのものが分かり、フランスの現状がどうなっているかも臨場感を伴って伝わってくる」


★「王様のブランチ」「朝日新聞」「NHKラジオ」などで紹介!
NHKラジオ「かれんスタイル」 金井真紀ゲスト出演(2018/11/16)
朝日新聞 折々のことばで紹介(11/22付朝刊) 日経新聞 陣野俊史氏による書評掲載(11/30夕刊)
HONZ 鰐部祥平氏による書評掲載(12/8)
週刊新潮 東えりか氏による書評掲載(12/7発売号)
週刊金曜日 石井千湖氏による書評掲載(12/8発売号)
ダ・ヴィンチニュース ガンガーラ田津美氏による書評(12/28)
週刊女性 南陀楼綾繁氏による著者インタビュー掲載(12月/年末合併号)
anan 瀧井朝世による書評インタビュー掲載(2018/1/12発売号)
毎日新聞 著者インタビュー掲載(1/14)
J-WAVE「RADIO DONUTS]
金井真紀出演(2018/1/15放送)
プレジデント 伊藤詩織氏による著者インタビュー掲載(1/15発売号)
2nd 渡辺祐氏による書評掲載(2018年3月号)
NHKラジオ「すっぴん! 」 金井真紀・広岡裕児出演(1/22)
日経ビジネス 河野通和氏による書評(1/22発売号)
TBS系「王様のブランチ」で特集(2/17放送)

...続きを読む

パリのすてきなおじさん のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この本をそばに置いて、中学・高校の歴史と社会の教科書を読み直したい!
    授業がつまらないなぁ、試験勉強しんどいなぁと思っている学生さんに「こんな本ありまっせ」と紹介しようと思います。

    インタビューされるおじさんたちは、みなさんとてもチャーミング。第二次世界大戦を経験した人、移民でパリに来た人、難民と

    0
    2024年02月28日

    Posted by ブクログ

    いわた選書2冊目!

    タイトルからどういう内容の本か想像できなかったけど、読み出すととても面白かった。パリって華やかな観光地のイメージしかなかったけど、重い歴史があるんだなあと

    おじさん一人一人の生き方、哲学がとてもかっこいい。これ、日本でやるとどんなおじさんが集まるのかなあ

    0
    2023年12月05日

    Posted by ブクログ

    人生経験豊かな"おじさん"。
    そんな"おじさん"をこよなく愛する作者の金井真紀さんが、パリ在住のジャーナリスト広岡裕児さんと共に、パリのおじさん達へインタビューをしていく。
    実にそのおじさんの数67人!
    インタビューした、おじさん達の似顔絵も毎度描かれており、

    0
    2023年11月19日

    Posted by ブクログ

    色んな人の人生が一冊に詰まっていた。
    世界は救えないけど、ただひとりの人に向き合うだけ。わたしたちはそれしかできない。
    でもそれが大事なんだと思っていますという言葉が
    響きました。

    0
    2023年03月23日

    Posted by ブクログ

    視点がとても面白くて、一気に読み進めました。おじさんの視点で見る彼らの人生は様々で、地に足についた楽しい話も、苦労した話も、辛い話も、楽しい話も話が沢山聞けて、刺激的でした。こんな話、普通に生きていたら聞けませんよね。
    みんな違ってみんないいんだなと改めて思いました。良い本でした。

    0
    2023年02月25日

    Posted by ブクログ

    フランスは色んなところから色んなところから理由で来ている人たちがいるんだなあ。と改めて分かる。
    戦争など大変なこと、苦しいことを体験している人たちがさらっと言う一言の重さよ…。急に涙が出そうになったりする。
    色んな国と接しているからこその、受け入れたり、理解しようとする心がある人が多い気がする。

    0
    2022年06月26日

    Posted by ブクログ

    一人一人の人物像が鮮やか。
    難民問題や、植民地支配、
    ユダヤ人虐殺の
    歴史などが個人のストーリーから
    リアルに迫ってくる。
    一方で、こんな風に魅力的な
    「東京のすてきなおじさん」は
    いるのか、自問してしまった。

    0
    2022年05月29日

    Posted by ブクログ

    タイトルを見た瞬間、惹かれた。
    パリという場所がよくわかるかなと思って読み始めたら、この本はもっと深かった。
    長く生きている「おじさん」だからこそのドッシリした考え方がとても勉強になった。そして絵が本当に素敵!色使いも最高でした。

    0
    2021年12月31日

    Posted by ブクログ

    おじさんを語るならこのくらいの分厚さがほしい・・!最高!!

    インタビューのほんの一欠片というか、相当断片的なはずなのに、なんかその人自身が垣間見えるような、そういうコミュニケーションをとっているインタビュアーのお二人もすごい。

    そして全おじさんが素敵

    0
    2021年12月15日

    Posted by ブクログ

    おじさんを集める?!
    イラストも素敵だし、パリのおじさんはおしゃれなんだろうなと思ったり。

    ほとんどがパリの街を歩き回ってインタビューしたおじさんたちなのだそうだ。
    おじさんたちには、それぞれに歴史があって、よくこんなに話が引き出せるモノだと思う。

    戦争、テロ、宗教、差別、移民など、色々と考えさ

    0
    2024年01月31日

パリのすてきなおじさん の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める ノンフィクション

ノンフィクション ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す