ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
8pt
わたしは、ロボットだった。 人間じゃなくて、ロボットだった。 そのことを、わたしはすっかり忘れて生きてきた。 きっと、忘れたまま生活するようにプログラミングされていたんだと思う。 だけど、思い出してしまった。 本当に突然、ふっと。(本文より) 自分がロボットであると認識し、食べることをやめた少女と、彼女を理解しようとする少年。 ゆらぎ、見失いそうになる自分の形を見つけるための物語。
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
突然自分がロボットだと思い出した多鶴は食事が摂れなくなってしまう。 摂食障害の話や思春期の不安定な心の話とも言えるが、この独特の感覚はそこに留まらない。 お互いそれどころじゃない人だから、わかり合える繋がれる。そんな物語。
子どもから見た大人や周りの人って、こんな風だったな…と、かつての中学生ぐらいの頃の自分を思い出しました。 自分のことを、決めつけや先入観なしで受け容れてくれる人のありがたさ、親への反抗心。 相手が大人でも子どもでも、大切なことを打ち明けてくれたり、困っている状況だったりするときに、まるちゃんのように...続きを読むそのままの姿をすっと自然に受容できる人でありたいなと思いました。
SFのような話だった。 摂食障害の多鶴と、多鶴をほっておけないまるちゃん。 寄り添ってくれることの大切さ。 そして、親からの自立。 いっちゃんさんのことをもう少し描いて欲しかったなあ。というのが正直なところ。
「それどころじゃない」のだ。 ずっとずーっと、なんでそれにリソースを割かなきゃならないのなんでその内見つかるから大丈夫だよなんて言われなきゃならないの見つからない興味も持てない自分は人間として欠陥品なのと、もやもやぐるぐるしていた部分を明快に言語化してもらった気がして。思わず椅子から立ち上がりそうに...続きを読むなった。 同じようにぐるぐるもやもや苦しんでいる子たちへ、どこかにきっといる「それどころじゃない」子たちへ届きますように。
お母さんと二人暮しの女の子 思春期を前にして お母さんからの突然の告白に 心の安定がちょっとおかしくなっちゃって 自分はロボットだから食事しなくてもいいっておもって拒食症になっちゃう 最初は本当にロボットになったんだと思って話を読んでいたけど 少女の心の不安定さや 親 それを支えてくれた優しい少年と...続きを読むのやりとりに心が温まりました
思春期の感じやすさを描きながら、暗くなりすぎないのが、YAとして良い。主人公を否定せず、ありのままを受け入れてくれるまるちゃんって、理想の友達。彼がいなかったらもっと大変なことになってた。 二人とも家庭のどうしようもない事情をかかえながら、大人や社会に怒りを向けないのがちょっと不思議(特に生きる気力...続きを読む失っている主人公より、家族に気にかけられていない、男子のまるちゃんの方が暴れそうなもんだ)。でも、今の子どもって怒るより無気力になるのかも。そういう意味でも中高生向きの本。 大人としては親の苦しみももうちょっと書いて欲しい気がしたが、中高生はそんなこと別に知りたくないから、ちょうどいいのかもしれない。
「わたしは、ロボットだった。人間じゃなくて、ロボットだった。そのことを、わたしはすっかり忘れて生きてきた。」ある朝自分がロボットであることを思い出したたづは食べることをやめた。困惑する母親、たづをそのまま理解しようとする少年まる。人との距離感とか、しあわせな気持ちに混ざるちくちくとした痛みとか。ドキ...続きを読むドキしながら引き込まれる一冊。
思春期だ。突然自分がロボットだと気付いてしまったとしたら、食事をとる必要はないとかリセットしてもらえれば済むと考えるのは納得。それを受け止めて一緒に考えてくれるまるちゃんとともくんは素敵だ。
主人公の気持ちや、周りの人の描写が書かれていて、読み終わったとき、心にジーンってきました。主人公に主人公の友達が寄り添っている描写が特に泣けます。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
わたしが少女型ロボットだったころ
新刊情報をお知らせします。
石川宏千花
フォロー機能について
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
てのひら怪談 見てはいけない【試し読み】
お面屋たまよし
お面屋たまよし 七重ノ祭
お面屋たまよし 彼岸ノ祭
お面屋たまよし 不穏ノ祭
お面屋たまよし 流浪ノ祭
保健室には魔女が必要
死神うどんカフェ1号店 一杯目
「石川宏千花」のこれもおすすめ一覧へ
▲わたしが少女型ロボットだったころ ページトップヘ