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著者は、幸福を次のように定義する。
「その人が自然体で生きていること。自分が愛せる自分自身として生きていること」
そして、そのための条件として、「ぶれない軸が自分の中にしっかりとあること」をあげる。つまり、自分の人生を支える確固たる軸があって、その軸と日常の思考・言動を一致させてはじめて、人は幸福に生きることができる。
けれども、ともすれば周囲に流され、自信を失い、将来に不安をいだく私たちにとって、必ずしもそれは容易なことではない。
いったい、どうしていけばいいのか? どこに向かっていったらいいのか?
著者自身の悩み多き二十代とその努力の日々をも率直に語るそのさまに、いつのまにか、心が浄化されていくような不思議な読後感の一方で、自分自身の人生の波を自分で作り出すべく、身も心も引き締められるのである。
さらに、豊富にちりばめられた著者の言葉は、まさに、魂の言葉だ。
「昨日の未熟な自分に心から感謝し、明日の成熟した自分を喜ぶために、今日の努力する自分を生きること」
「世界に招かれるのではない。我々が世界を招待するのだ」
「沈黙の世界から生まれてきて、沈黙の世界へ戻っていく我々」
「人生は他者と競争するものではない。人生を比較する基準など存在しない」
「人生の目的とは他者に勝つことではなく、より成熟した自分に向かって歩くことだ」
「結局のところ人間の不幸というのは、いま自分が息をしていることに対する感謝の気持ちを忘れたときに始まる」
「幸せというのは影のようで、追いかけると逃げていくが、太陽に向かって走り出すと、追いついてくるものである」
「我々はいちばん忘れるべきものをいちばんよく覚える。我々はいちばん覚えるべきものをいちばんよく忘れる」
「好きなことをやるということも幸せなのだが、やるべきことを好きになることも幸せである」
「我々が生きる今日という日は、亡くなられた方々が夢見ていた明日である」
……
Posted by ブクログ 2014年05月05日
読む前から絶対にいい、とわかる本がありますが、こちらもそんな1冊でした。道に迷いそうになった時、不安になった時、何度でも読み返したい。
静かな夜の時間に一人ゆっくり読むのがおすすめです。
世界の中には不変の真理のようなものがある、と私は思っており、それは国籍や宗教を越えて共有できるものだと思ってい...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月12日
僕がこれまでに、特に最近心に突き刺さった言葉や考え方が凝縮されているような1冊です。自分の考え方や意識を変えるだけで幸福になれますよ、という事が分かりやすい言葉でシンプルに書かれています。綺麗事だよ、と思う人もいるかもしれませんが、こうしないと今の時代生きて行けないのだと僕は思います。一番大切なのは...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年04月11日
「媚びない人生」に続くジョン・キムさんならではの言葉で自分の心を燃やしてくれる本だった。
AIが普及し、人間の価値が問われる現代にとって
「交換不可能な自分」を作るためにはどうすればよいのか?そんなことを考えさせてくれる本だった。
常に自分にベクトルを向けること、その地道な努力が「幸福な人生」への...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年03月15日
一杯飲みながら幸福とは何か考えるか~という雰囲気のタイトル。
さて、この本には自分で模索し、試行錯誤し、考えた人間観の跡があると思う。
ただ、どこかで見たいろんな文献のフレーズをノートにちりばめている結果、万人に薦められるものではない。
少なくとも学生にとっては、スピリチュアルな本を数冊目にしたく...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月22日
・生まれてくる順番はあるが死ぬ順番はない。誰がいつ死んでもおかしくないから、時間を一秒たりとも無駄にできない。時間に対する緊張感は命に対する緊張感
・我々が生きる今日と言う日は、亡くなった人が夢見ていた明日である。
・幸福な人生
・いらない荷物を背負っていないか
・物事は、縦でとらえよ。
横...続きを読む
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