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最初の10秒。「前説」のプロはどこに気をつけているのか? 知らない人の前、大事なプレゼン、突然の指名。喋るのが恐くなくなる。すてきな声と姿まで手に入る。そのためのちょっとしたコツ42本。4000回以上も開演直前の舞台に立ち、観客をワクワクさせてきた演劇集団キャラメルボックス製作総指揮が教える「伝え方」の極意。
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Posted by ブクログ
「前説」 色々なお芝居、エンターテインメントの舞台で、たくさんの前説を見ているが、加藤さんの前説ほど「押しつけがましく見えるの、にそんなことはなく、必要な事は伝わってくる」前説は無い。 なんたって著者の加藤さんは、この劇団の製作総指揮で代表取締役だ。「前説」なんて劇団の若手俳優がやっても、製作に携わ...続きを読むるスタッフがやってもおかしくない。 それでも加藤さんは32年間4,000回以上、前説に立ち続け、観劇にきた私たちにどうしても伝えなきゃならない注意事項を伝えながら、場の空気をお芝居に集中させる方向にまとめ上げていく。その技術は、専門でやっているわけではない若手俳優やお笑い芸人では全く太刀打ちできないくらいに洗練されている。 そういや、携帯電話が普及し始めたころは「携帯電話チェックタイム」といって完全オリジナルの曲を作って、舞台で踊ってたりもしていたな。 そんな経験を通してかかれた本書は、人の前で話す機会にどうすれば人の心をつかむことができるか、うまく伝えることができるかを、しっかりとそれでいて分かりやすく書いた「技術」本です。 プレゼンで緊張するなんていうビジネスマンにも、結婚式のスピーチを頼まれた人も、人の前で話す機会がなくても良い気付きになるかなぁと思います。 俳優で声優の石川寛美さんの実践コラムも、声を出すプロからの実践アドバイスで役に立ちますね。
額の真ん中に響く声のトーンを探して、そのトーンで話す 口を開ける 体を楽器にして声を出す 相手に声を届ける 目のなかをしっかり覗きこむ 自己紹介は好きなものをならべて、そこからつくる→過去の話は自慢になる 挨拶に具体的な気持ちをこめる
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10秒で人の心をつかむ話し方――「前説」のプロが教える声・表情・姿勢
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加藤昌史
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