人工知能のための哲学塾

人工知能のための哲学塾

2,376円 (税込)

11pt

4.0

「人工知能は、いつ主観的世界を持ち始めるのか?」

本書はこの問いを巡って、人工知能を成り立たせるための哲学・思想的背景(工学やコンピュータサイエンスではなく)について、ゲームAI開発者として数多くの実績のある三宅陽一郎氏が解説する一冊です。
人工知能は「私」というものを持ちうるのか? そうならばそれはいかにしてか? 「世界」とは何か? そして「身体」とは何か? 人間の世界認識/自己認識の軌跡を濃密に辿りながら、人工知能に迫ります。
Facebookで1,500人が参加するコミュニティ「人工知能のための哲学塾」にて開催されてきた連続夜話が待望の書籍化!

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人工知能のための哲学塾 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    人工知能を理解するために、近代哲学の系譜を俯瞰して捉え、知能とは何か?自己とは何か?について考察している。どちらも、まだ明快な説明ができない自分のために読んでみた。読後もいまだに説明ができそうもない。
    手元に置いておき再読したい一冊。

    0
    2023年03月21日

    Posted by ブクログ

    2020年の夏休み図書として購入。
    2017年から社会人として博士後期課程に進学したことがきっかけで哲学的思考に興味を持ち始め、自身の研究を進める傍ら様々な西洋哲学の入門書も読み進んでいくなかで偶然本書を知ることとなった。

    著者は国内におけるゲームAI開発者の第一人者ともいえる三宅陽一郎氏であるが

    0
    2020年08月23日

    Posted by ブクログ

    AIが本物のAIになるための必要な要素のひとつとして著者が考える、哲学を解説してある、と思ってたら大間違いだった。

    哲学塾とあるものの、実際は心理学や生物学も含めた幅広い分野をAIに絡めつつ、AIに主観を持るためには何が必要なのかを認知を中心として解説していくように自分には読めた。
    本書の素晴らし

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    2019年03月27日

    Posted by ブクログ

    現象学の考え方が人工知能研究で大きな意味を持ちうるという事を初めて知りました。
    分野横断的に人工知能に関わり得る思想を取り上げているので、哲学や人工知能の各分野の本を読むだけではなかなか触れ合うことのない考えに触れられた気がします。

    0
    2018年07月01日

    Posted by ブクログ

    講義録なので著者の他の本と内容がかぶるところはあるけれど、大きな筋での見通しが素晴らしくて、最後のメルロ・ポンティに得心する。ユクスキュルと環世界のところはあまり理解していなくて、なんでこれが2番めなんだろうとか思うのですが、最後まで読むとああそういうことねとなりました。エントロピー増大の話が量子力

    0
    2017年09月09日

    Posted by ブクログ

    哲学に全く馴染みがなかったが、人工知能の理論的側面で哲学のアプローチがあるという発想そのものは非常に面白かった。内容がやや難しいこともあり、消化不良でもあるがそれは自分の能力不足。

    0
    2016年11月01日

    Posted by ブクログ

    フッサール、ユクスキュル、デカルト、デリダ、メルロ=ポンティなどの偉大な哲人達の思想を基に人工知能への実装を考察、汎用的な人口知能へはこのようなアプローチも必要なのかと朧気ながら思いつつも私にはかなり荷が重い難解な書であることは否めない一冊でした。また、人間以外の動物や昆虫の世界観と身体感覚の遠心性

    0
    2016年09月19日

    Posted by ブクログ

    ゲームAIの実装という観点を軸に近代哲学を吟味している本です。デカルト哲学を皮切りにフッサール現象学、ユクスキュルの環世界論、デリダの構造主義、メルロ=ポンティの身体論を紹介しています。人工知能を実装するためにはまず「知能とは何か?」について迫らなくてはならない、というモチベーションで書かれています

    0
    2017年06月19日

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