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編集者壺井繁治による、詩人小熊秀雄のスケッチ
小熊秀雄はプロレタリア文学運動の退潮期に独自な個性をもって詩壇に登場した。多くの詩人が沈黙してうなだれているとき、「しゃべりまくれ」という詩を書いた。
樺太生まれの小熊秀雄の詩や物語に息づく激しくしかも繊細な風はまぎれもなく北の大地のそれだ。
本書は詩人が若き時代に出会った編集者壺井繁治の貴重な記録といえる。
【著者】
壺井繁治
壺井繁治(つぼい しげじ 1897-1975年)
小豆島生まれ。詩人。
1930年代、日本プロレタリア作家同盟で活躍。治安維持法違反でたびたび検挙される。
戦後は「新日本文学」「詩人会議」などの創刊に立ち会う。
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