赤のワインで口づけを 1巻

小野弥夢

結婚目前に彼の浮気疑惑が浮上した。疑いは晴れぬまま式当日。ある女性から電話があって…。揺れた心のまま私が出した答えは…

• カテゴリ: 少女・女性マンガ
• ジャンル: 女性マンガ
• 出版社: ビーグリー
• 電子版発売日: 2015年12月26日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 55MB

[G · ★☆☆☆☆]

私には合わなかった。

短編集で読み応えありますが、最終的にはハッピーエンド？と言える作品だけど、半分は彼氏の浮気で次に控えていた彼氏候補と結婚する…と言った内容。
別に制裁とかがないのでスッキリはしない。

そして一番最後の作品が一番モヤッと終わりました。
結婚して幼い一人娘が居る主婦で、あるときに夫に｢私が死んだらどうする？｣と聞くと、｢従妹の○○ちゃんみたいに若くて可愛い子と再婚するだろうなー｣と言って夫は冗談冗談！と笑っていたが、妻はその後すぐに不慮の事故で亡くなってしまう。

本人は目が覚めて、ただの夢だったとホッとするが、娘は成長していたので本当に死んだんだ…と分かる。
そしてそこには夫が言っていた従妹の○○ちゃんがエプロンを着て3人は幸せそうな家族のようになっていた。
妻は幽霊となり○○ちゃんの夢に出て呪うようになる。

妻が亡くなってまだ2年ほどなのに夫は予言通り、若い従妹と再婚したの？って思った。
従妹曰く、違いますから！って言っていて、旦那さんを好きだけど私には見向きもしませんから！、不憫だから身の回りの世話をしているだけと言っていたが、その割にはなんで住み込んでまで2人の世話をしてるの？って思ったけど。
あり得ない。ただの従妹としても。
結局従妹の愛は霊となった妻と会話して、未だに夫は妻であるあなたを忘れられないから私の入る隙はないから安心して…でもキズが癒えて私を迎え入れてくれるのを世話をしながら待つわ！と言っていたけど、この愛って従妹は何が何でも出て行かないつもりなのね？ってイラッとしました。

全体的に一筋縄ではない恋愛集だったので合わなかったです。
唯一良かったかな？と思えたのは、その、最後の話かな。ムカつくけど。

＃ドロドロ