新装版 原子炉の蟹

新装版 原子炉の蟹

817円 (税込)

4pt

3.5

関東電力九十九里浜原発の建屋内で、一晩中多量被曝した死体がドラム缶詰めで処分されたという。失踪した下請け会社の社長か!? だが中央新聞の大スクープは一転、捏造記事に。事実は隠蔽され、原子炉という幾重にも包囲された密室が記者らの前に立ちはだかる。乱歩賞受賞の社会派の傑作! 1981年週刊文春ミステリーベスト10第1位。(講談社文庫)

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新装版 原子炉の蟹 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2011年12月29日

    昔読んだのを再読。今年は原発の話題が多かったのでこの本を思い出して読みたいと思っていたところ、ちょうど新装版が出たので手にとりました。作者が元新聞記者だったということで、描写が細かくリアルな感じを受けました。哀しい話です。

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    Posted by ブクログ 2021年01月19日

    昔ながらのちゃんとしたミステリーっていう感じがした。でも複雑な条件設定にはついていけなかった。年だから。

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    Posted by ブクログ 2013年04月13日

    原子力発電所内での密室殺人を扱ったミステリです。社会派推理小説との評価ですが、「サルカニ合戦」の見立てがあって社会派だけに留まっていません。一見無理のある展開も、それほど違和感なく最後まで読み進めることができます。

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    Posted by ブクログ 2018年12月05日

    原子炉内の高線量地帯で、原発作業請負会社の社長が消えた。北海道にいる、殺されたなどの噂の飛び交う中、中央新聞の原田は作業員から殺人があったことを示唆され、担当者に当たることで確信を得て記事にするが、当の関東電力からの圧力で、捏造記事とされてしまう。そうこうしているうちに、担当者がまた原子炉内で殺害さ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年10月12日

    原子力発電所内で起きた密室殺人事件をかいたミステリー。
    原発の是非を問う内容ではなく、あくまでも事件がメイン。

    1981年に書かれたものと知って驚き。
    古さは少し感じるものの違和感は感じず。
    福島の原発事故が起き、原子力発電所内の映像を見る機会は増えたものの、やはり謎に包まれる場所。

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    Posted by ブクログ 2013年08月23日

    タイトルが気になって手に取った作品。
    原子力発電所内で起きた連続殺人を扱った社会派ミステリーってところ。書かれたのが1981年なので、舞台装置や台詞が古い感じがするのは仕方ないかな。でも、密室&見立て殺人と本格の要素を含み、ミステリーとしての古さはそんなに感じない。
    今でこそ世間の関心も高く、一般人...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年07月20日

    タイトルに引かれて読んでみました。
    読みながら、登場人物の話し方が、「なんか、古風だなぁ」
    と思っていたら、1981年初版の作品でした。
    そりゃ、いまと違いますよね。
    でも、1981年だとしても、登場人物の話し方は、古風すぎる・・・。

    内容は、原子力発電所で発生した、連続殺人事件の話。
    でも、原子...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年07月19日

     タイトルを見て311以降に書かれた本かと思いきや、1981年に書かれた本のようです。デビュー作ということなので、確かに若干性急な展開はあるものの、それでも骨太で読み応えのある物語でした。

     ……しかし、なんていうか、うん。若干出オチという気がしないでもない。

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