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繰り返される戦争やテロ、政治家の失言、脅かされる平和憲法、ないがしろにされる農業……。いつの間にやら窮屈になった世の中を、時には嘆き、おおいに憤慨しつつ、それでも真剣に愛し、格闘してきた著者が遺した言葉の数々。ユーモアと、定評のある観察眼が随所に光る、今こそ読みたい徒然の身辺雑記第二弾。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
『ふふふ』に続く井上ひさしさんのエッセイ本。 外交のこと、憲法のこと、世襲のこと等について考察が書かれている。 考え方の参考にしたいことも多いので、また読み返したいと思う。 何よりも心打たれたのは「母への二通の手紙」。 ドイツの赤ちゃんポストに子供を預ける際に、母親が受け取る手紙の文面が紹介されて...続きを読むいる。 困っているわけでもなければ赤ちゃんを産んだこともないのに、その文面の優しさに涙が出た。 本当に困って、子供の幸せについて思い悩んで預けに来たお母さんは、この手紙できっと救われると思う。 私ですらこんなに優しい手紙を書く人がいる世界で生きられることを感謝したくなってしまったくらいだから。 援助を受ける時には各種診査が立ちはだかる場合が多い。 時にその診査が、やっとの思いで立っている人の最後の気力を奪うことがあるのではないかと想像する。 疑わしい目を受けられたり、ぞんざいに扱われたり、そんなことなら最初から手を差し伸べる振りをするなよと思ってしまうようなこともあるのではないか。 ノーチェックで援助するべきだとは言わない。しかるべき診査は必要だと思う。 でも、この人は困ってやってきたんだと、助けが必要なんだと信じて寄り添うところから始めてほしい。 そのことによって心が救われることが最も大きい力になるはずだから。 誠実であるとはどういうことか。 何度も何度も考えてきたことを今回もまた考えた。 答えが見つけられたわけではないけど、1歩進めたような気もしている。
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