クラインの壷

クラインの壷

838円 (税込)

4pt

現実も真実も崩れ去る最後で最恐の大傑作。200万円で、ゲームブックの原作を謎の企業「イプシロン・プロジェクト」に売却した上杉彰彦。その原作をもとにしたヴァーチャルリアリティ・システム『クライン2』の制作に関わることに。美少女・梨紗と、ゲーマーとして仮想現実の世界に入り込む。岡嶋二人の最終作かつ超名作。そのIT環境の先見性だけでも、刊行年1989年という事実に驚愕するはず。映画『トータル・リコール』の前に描かれた、恐るべきヴァーチャルワールド!(講談社文庫)

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クラインの壷 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年09月24日

    王道SFミステリ。
    ラストはありがちかと思いましたが、作品発表当時にこのVRの世界を表現しているのがすごいと思う。

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    Posted by ブクログ 2023年05月13日

    コンビ作家・岡嶋二人の最終長編。1989年に書かれたバーチャルリアリティものの傑作。今だからこそ面白い。

    仮想空間を扱った作品は古くから多数あり、物語のモチーフとしては珍しくはない。VRやAIといったテクノロジーの進化を目の当たりにしている2023年現在の私たちにとってさらに身近な存在にもなりつつ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年02月13日

    ☆4.5

    ぐんぐん読み進めちゃう止まらなさ。
    近未来的なゲームに関わるあれこれを楽しんでたら、おやおや不穏になってきたわねと展開にワクワクし、明かされる真相に胸がスッと寒くなる。

    本読む楽しさってこれよ。

    0
    購入済み

    匿名 2022年05月08日

    全編を通して平易な文章で描かれる。途中から訳の分からない気持ち悪さに包まれて読み進めていくと段々とその正体がわかっていった。VRを題材にしていながらも1989年刊行の小説であり、内容は現代の人間が読んでもさほどおかしいとは思えない世界観を保っている。

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    Posted by ブクログ 2022年03月21日

    読み終えて、公園のぐるぐる回る遊具の外に放り出された感じ。

    少し気分が悪い。

    この悪酔いのような余韻は傑作の証なんだろうな。

    主人公、上杉彰彦と全く同一の視点で、最初から最後まで、見事に弄ばれた。

    これが最終作か。

    岡嶋二人さん、素晴らしい作家です。

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    Posted by ブクログ 2022年03月06日

     ヴァーチャルリアリティ(VR)を扱ったSFミステリー。作者の岡嶋二人は井上泉(現 井上夢人)と徳山諄一のコンビのペンネームで、徳山氏は昨年なくなっている。本作はコンビとしての最後の作品で、1989年に出版されている。岡嶋二人が一人になってしまったのを機によんでみた。実はこの作品、1996年にNHK...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年02月11日

    やーばい。
    これは面白い。一気読みしてしまった。
    めっちゃ好み!

    1989年の作品なのだが、現代SFミステリーと言っても遜色ない。
    むしろ最近の方が話題になっても不思議はないのでは。

    ゲームブックの原作を売却した主人公、上杉彰彦が、イプシロン・プロジェクトというVR企業の開発した新作ゲームの体験...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月11日

    30年前に書かれたVRのミステリー、次々展開される物語がスゴイ! 圧倒的に★5

    新しいゲームのテストとしてVRを体験する主人公がトラブルに巻き込まてしまい、真相の究明と解決に奔走する新進気鋭のミステリー。

    レビュー自体がネタバレになるので何も語れませんが、平成元年に既にこの設定、この真相ですか…...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月05日

    仮想現実(VR)を背景としたSF仕立てのミステリ。30年以上前の作品(映画「マトリックス」より更に10年前!)だが、設定は古びていない。というよりも、むしろ、VR技術が進んだ今のほうが、リアリティをもって受け入れやすい作品ではなかろうか。

    「夢と現、どっちかな?」という、「胡蝶の夢」からある古典的...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年02月21日

    ポケベルとか言ってる時代に、VRの更に先を進んだ世界を描く先見性が凄い
    仮想世界に対する空想を古今東西誰しもしてきた事だとしても
    いずれこんな体験が出来るのかなと
    途中までの展開はおおよそ予想はつくがそれ以降、読者もこの作品の中の人物も内と外どちらにいるのかわからない。評価の分かれそうな部分
    現実と...続きを読む

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