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3.11の福島原発事故を受けて、原発のあり方が問われている。著者は、経済学者として長年にわたって、原発の「安価神話」に疑問を呈し、原発の経済性を研究し、実証研究で喝破してきた。本書では、多くの人がいだくであろう、「原発は最も安い発電方法なのか?」「脱原発で日本経済は悪くなるのか?」「税金や電気料金からどれだけ原発に回されているか?」「賠償や除染はどうなるのか?」「再生可能エネルギーはあてにならないのか?」といった疑問にわかりやすく答える。納税者として、電力利用者として、未来のために知っておきたい原発の真実がここにある。
...続きを読むPosted by ブクログ 2024年03月15日
大島氏の書籍は、先日『原発のコスト』を読んだばかりだが、その本よりも1年以上新しいこともあってか、本書は、『原発のコスト』に比べると、内容的にかなりの進歩が見られた。
が、相変わらず、「原発推進」に対しては厳しい目で、「脱原発」に対しては温かい目で書かれている印象は変わらない。
原発のコストに関す...続きを読む
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