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第5回小学館ライトノベル大賞・ガガガ賞!
「気が散るから出てってくんない? “歩くギタースタンド”くん」
軽音部のイケメン部長・志鷹に「音出し」を拒否され、物置部屋をギターの練習場所に選んだ兎田晃吉(うさぎだ・こうきち)。
電源がないので適当な歌詞を生音にのせ、ひとりテンションMAX!!
ギターを思いっきりぶん回して、
「ビシィィッ!」
ポーズを取ったァ!
……ところを、漫研の部長・兎毛成結奈(ともなり・ゆうな)に見られて滝汗。
原稿の持ち込みが上手くいかず落ち込んでいた兎毛成は、兎田の事情を聞き、漫研の部室を練習場所として使わせることにするが……。
このふたりの出会いが、新しい才能を開花させる!
叫べ!
跳べ!
いざリベンジ!!
『Kanon』『AIR』『CLANNAD』『リトルバスターズ!』『Angel Beats!』など、数々のヒット作を生み出した、Key(株式会社ビジュアルアーツ)の麻枝准氏が「受賞作中で一番のカタルシスが味わえる作品」と賞賛!
「第5回小学館ライトノベル大賞」にてガガガ賞を受賞した、まっすぐな青春ノベル登場!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
容姿にも声にも性格にも自信がなく、宇宙人と揶揄される高校生兎田晃吉(ウサ吉)。唯一の趣味であるギターを弾くために軽音楽部に所属するものの、部長から文化祭への出演禁止を言い渡され練習場所もなくす。
そんな兎田と偶然出逢った漫研部長の兎毛成結奈は、兎田のギターの実力を知り、彼を表舞台に立たせるために画策する。
劣等感のかたまりの少年が仲間の応援の元で、自分の好きなもの自分が打ち込んでいるものに自信を持ち、それで自分をバカにしていた人に立ち向かう。
青春ものの王道のような展開ですが、そこにキャラクターの設定や伏線を細やかに配する構成の妙で独特の世界観を作っています。
ウサ吉のために集まるメンバーは実力者ばかり。しかし実力を認めてもらえなかったり、冤罪により変わり者のレッテルを貼られていたり、家庭の事情で夢を奪われたり、他者から蔑まれていたりと何らかの事情を持つものばかり。
しかしだからこそウサ吉の気持ちをくみ取ることができ、ウサ吉もそんな人たちの言葉だから受け容れることができる。
何度も苦境に立たされその度に乗り越えながらも、求めていたものを手に入れることができない。しかしその先にあるもの。諦めずにがむしゃらになることで掴み取るもの。実に壮快感溢れるラストの盛り上がりでした。
日頃YA(ヤングアダルト)の読み手にライトノベルを勧めたいと思っているのですが、これはまず挙げることのできる作品だなと思いました。いい出逢いをしました。
Posted by ブクログ
2011年7月21日当時の日記転載
今年の新人NO.1です。たぶんw←
「寄生彼女サナ」は手に入らなかったのでわかりませんが、
少なくとも評判めちゃ高い今年のガガガ受賞作、
その中に並べても個人的にはトップです。
抗い×バンド×成長という自分好みな要素が重なってるのが原因。
でも他の人にもきっと受け入れられると思うんだ。
個性的でアウトローな登場人物たちが、
それぞれの世界に抗い、
その閉ざされた才能の扉を開くための、
大事な儀式の物語。
丁寧な伏線で王道展開を進み、
抑揚のある素晴らしい物語に仕上がっています。
ご都合主義も激しくなく、つじつまも綺麗に合わせてる。
世界を敵に回すなんて、ちょっと頭の弱い子なら勘違いして
何かをやってるつもりになって満足しちゃしそうな、
そんなテーマのお話ですが、
世界はそんなにチョロく無いし世間はそんなに優しくない。
苦労や挫折のない成長なんて有りませんよね…
とにもかくにも、
屋上が面白かった人にはきっと楽しめるはず。オススメw
Posted by ブクログ
あえていえば『ヤングジャンプ』とか『ヤングマガジン』とか
あのあたりの読者層向け作品にあるようなものと既視感ある作品だが
材料はそれでもそれなりに作者の作品としてまとまっている
青春というのは狭いその中でそれなりに閉じて完結するものだ
誰もがいつまでもそこにいられないから価値あるのだが
この作品の場合その狭い中にとらわれることなく拡げて欲しいと思わせる
そういう意味では「ライトノベル」という場のなんでもありで
誰にでもISBNコードと作家の肩書きをばら撒くことには功罪ある
といって携帯小説やニコニコ動画のアクセス数のほうが健全なわけでもなく
表現はその質だけでなく
誰のためにつくられるかも大切だと思う
Posted by ブクログ
勢いがあって、恥ずかしくて、必死で。笑ったやつらを見返してやれ!すごいやつは認められなきゃ!コンプレックスをひっくり返せ!ううー青春だなあーーー!
お、もしやこれは…と思ったらすぐアナグラムに気付いたから、ずっとにやにやしながら見ていた。そりゃあ嬉しいですよね。
彼女にしてみれば志鷹の変わりようは、確かに素晴らしいものだと信じられていたはずの、作品や自分の力が本当はダメだったって見せつけられるようなものだったのかもしれないなあ。…そこに兎田が現れたわけですから。青は藍より出でて…じゃないけど、…うん、嬉しかったし励まされただろうし、まあ、自分もやらなきゃなってなりますよね!
というわけで、次回作に期待だ!
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