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Posted by ブクログ 2018年07月10日
大石圭の初期作品で、単行本は1999年に河出書房新社から刊行。
以前に読んだ2002年の大石作品『自由殺人』も強烈なパニック・サスペンスでしたが、これも素晴らしいパニック・サスペンス。
角川ホラーで、『リング』『呪怨』を思い浮かべる人には全く向いてない、1970年代のホラー映画のような理不尽ホラー。...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年03月14日
どこにも救いがない物語。
なぜ自分が殺されなければならないのか、わからないままに奪われていく命。
生き残るために乗客たちはさまざまな行動にでる。
けれど、犯人たちの行動はそんなものでは止まらない。
徹底した究極の「悪意」に対抗できるものなんてあるのだろうか?
誰もが持っているかもしれない「闇」のよう...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年08月22日
最初はおおっ!
誰が犯人かが分からない、殺戮の真意がわからない、この展開は?
どきどきはらはらで前半を終わり、さ、つぎはつぎは?と思った後半‥
えー?
犯人、そこ?
しかもその理由、それ?
一気に説得力を失い失速するストーリー。
期待がでかかった故に、ガッカリ度もアップ。
‥だから、大石...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年11月12日
この作品は、まさに人間の狂気の恐ろしさをあらわした作品だと思います。線路沿いに停車した列車の中で、自らを”彼ら”と呼ぶ犯人たちが乗客達を次々に”処刑”していく様は、ある意味では幽霊が登場するホラー作品より恐ろしいと私は感じます。さらに、物語の終盤になるにつれて犯人たちの正体や目的などが明らかになって...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
死を恐れていない殺人団体って怖い。
何で怖いか?
生きたい人間は、死んでもいいと思っている人間の行動の予測ができない。
わからないものってすごく怖い。
悪意って、誰しも持てあましつつ同居せざるを得ない代物で、最悪の想像をしつつ相手の不幸を願う、そんなことをした後は、ふっと笑って
「なんてね」と呟い...続きを読む
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