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Posted by ブクログ 2022年11月25日
今まで読んだ田中角栄についての本の中で、一番中立的な立場で書かれた本だったような気がする。身内の人が書いた本は当然のように角栄氏の政治家として人間としての素晴らしさを称賛する内容が多い。親族が書いた本は時の人の親族になってしまったがゆえにものすごく大変な思いをしたことによる苦しみとか悔しさについて...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年11月03日
田中角栄という政治家は明治・大正・昭和の<国の貧しさ>という現実を国家百年の計だとか国体、あるいは国是などのような儒教臭さに裏打ちされた大言壮語でごまかしてきた政治には見向きもせず、まず選挙民が、ひいては日本国民が豊かにならなければどんな理想を説いても空論でしかないということを身を以て体現したパイ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年04月07日
面白かった。時代に求められ(日本列島改造論)、時代に捨てられた(金権、汚職、日本列島改造論への失望?)。ある意味チャーチルに似ていないか。
日本列島改造論→妖怪が田舎から都市に現れ始める時期?
著者が再三、田中が凡人?であることを強調するのが気になった。→庶民宰相、コンピュータ付きブルドーザーといっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年12月23日
昭和史の権威である保坂正康氏の田中角栄評伝です。
田中角栄には政策はなく、政争に勝つノウハウと燃料(カネ)だけは豊富にあった、と。
カネにつながらない仕事には例え大臣職であったとしても興味を示さず、ひたすらカネを作り、カネをばらまき、権力を維持した。
その点では20代で代議士になったこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年07月25日
庶民宰相として大衆の圧倒的な人気を背景に総理大臣に就任した田中角栄。日中国交回復へのイニシアチブをとる等、就任当初は大きな業績を残したが、結局はロッキード事件・金権問題を理由に首相を辞任。その後も、政界に隠然たる影響力を持ち続けたが、二度と表舞台には登場しないまま、失意のまま死亡。田中角栄が首相にな...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年06月07日
[ 内容 ]
田中角栄とは、いったい何者だったのか?
時代によってつくられ、時代をつくりかえた政治家。
大衆の欲望を充足させた、悲しき代弁者。
死したのちにも強力な「遺伝子」を残した絶対権力者―。
昭和史研究の第一人者が異能宰相の軌跡を検証し、歴史のなかに正しく刻印する。
[ 目次 ]
序章 記憶...続きを読む
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