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司馬遼太郎がいなければ、坂本龍馬は英傑として語られていなかったかもしれない。
水道橋博士がいなければ、ビートたけしの男気は半分もお茶の間に伝わっていないのかもしれない。
同じように、鎌田洋さんがいなければ、チャック・ボヤージンというディズニーの「そうじの神様」の存在は日本人には知られないままだったのかもしれません。
この作品では、カストーディアルというディズニーランドの清掃員それぞれの人生を通じて、「そうじの神様」がアメリカから伝えたディズニーのホスピタリティの片鱗を知ることができます。
一般的な自己啓発本のような堅い言い回しは使わず、あくまでキャストそれぞれの人生の物語や感情にフォーカスした内容になっているので、非常に入り込みやすいです。
お客様へのおもてなしを学ぶために読むも良し、心温まる物語として読むも良し、ディズニーのアトラクションの待ち時間に友人へ話すマメ知識のネタとして読むも良し、の良作です!
Posted by ブクログ
読み始めて,数分で涙が溢れるほど,素晴らしい本。掃除は,肉体労働だし,ブルーワークだし,あまり良い仕事ではないと思われてるが,そんなことはないと改めて認識させられた。掃除を通じて,良き人間になるためにいったい何を学べるのか,どんな姿勢で掃除をするのか,掃除でどうしたら人を幸せに出来るのか,どんな些細な物事でもいくらでも考えよう,やりようはあるし,人を幸せに,夢を与えられるきっかけはある。人間として大切なことを,東京ディズニーランドの,カストーディアルという清掃の仕事を通して,学びたいとより強く思った。自身の仕事を心から認めてあげられていないお父さん,ただの繋ぎ仕事でやりがいを全く感じていない男性,親からそうじの仕事をしていることを反対されている娘。どの話も大きな学びとなった。
Posted by ブクログ
そうじは、汚れているからするのではなく、汚さないためにするんだ。汚せないくらい綺麗にすれば、捨てることに躊躇するんだよ。そうなれば、ゴミを捨てる人はいなくなる。劇場の舞台に、ゴミを捨てる観客はいないだろう?それと同じで、ここも舞台なんだ。僕らは、舞台を作るためのエンターティナーなんだよ」
この言葉を聞いて、掃除に対する印象が変わった。
オープン当時、カストーディアルはまさに裏方というイメージだった。それは、今から30年近くも昔のこと。それが今ではない多彩なパフォーマンスでゲストを楽しませつつパークの掃除や案内をするディズニーのキャストの中でも一番の人気職種になった。
Posted by ブクログ
掃除という仕事の価値の革命 著者がディズニーランドに採用され、夜のカストーディアル(清掃員)に配置されたことをきっかけに、本番のディズニーを支えた掃除の神様「チャック・ボヤージン」氏から教わった仕事の在り方を4つの物語を通して伝える。
事実を基にした創作の話だが、清掃という当時社会的地位の低かった(現在もかもしれない)仕事に前向きに捉えられなかったり、人に隠してしまったりしていた従業員が、様々な出来事を通して仕事に誇りとやりがいを見出して行く様はとても感動的。
レンガを積む人のイソップ寓話にもあるが、目的意識の低い人は、何をしているのですか?と聞かれ、
「レンガを積んでいます」と答え、次の人は
「大きな壁を作っています」と答え、最後の目的意識が高い人は
「歴史に残る大聖堂を建てています」と答えた。
清掃員はただのゴミ拾いの人ではなく、夢と希望を与える舞台を作るキャスト。だからただゴミを集めるだけでなく舞台で踊るように拾ったり、ポップコーンを落とした子に魔法のカード(もう一度もらえる券)をもらったりできる。
自分の仕事の価値を再考し、高めるための考え方を身につけてられる良書。
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ビジネス・実用
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