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Posted by ブクログ
前作「ルチア」から少々年代をさかのぼった時代になるものの、世界観などは同一設定で書かれているのでシリーズ続編とでもいうべきか。
未読の方のために詳細は省くが、「ルチア」で登場人物たちの会話の中に話題としてだけ登場していた人物が主人公。「ルチア」の主人公クエルヴァ同様、自分の国を守るために自分の持てる力で困難に立ち向かっていくという内容のため、ほとんど似た話になるのかと思いきや意外とそうでもなかった。
むしろ「ルチア」で少々わかりにくかった背景にある国の状況や、係わりのあるそれぞれの国の思惑、そして主人公が後になぜそう謳われるようになったかが判るストーリーのため、是非先に「ルチア」を読んでからこちらを読むことを薦めたい。特にラストの行では「ルチア」を読破しているかしていないかで感嘆具合が変わってしまう。
コバルトの「嫁恋」シリーズとテーマ的には似ているかもしれないが、あちらは主人公の恋愛に至る過程の中に冒険あるのに対し、こちらは主人公が困難(冒険)を乗り越えて大団円に落ち着く過程の中に恋愛要素が紛れ込まれているので、読んでみての感想(印象)は異なるかと。どちらもお薦めするが、強いて言うならこちらの方が読み応えはあると思うので、興味をもたれた方は是非読んでいただきたい。ただし恋愛要素は少々薄い。(「嫁恋」>>「薔薇」>>「ルチア」といった具合)
Posted by ブクログ
子爵家でお世話になっている主人公は、ある日突然
本当の父親の所へ連れて行かれる。
実はご落胤、という落ち。
簡単に引き取る事にしたののには、王妃に何か考えが?
とか思いましたけど、生前を知っていれば…納得です。
こういう強い女性、好きですw
このまま別れた幼馴染とどうなるのか、と思いましたが
恋愛方面はそうなるのか、という状態。
やらねばならない事も、恋愛もおまけ扱いではなく
きちんと話の筋にあるので、どちらも気になりつつ、で。
主人公の成長がすごかったです。
感情的にならず、すべてを押し込めて…というのは
この年ではきついものがあります。
幼馴染の言葉は、確かに侮辱になるでしょう。
守り、支えてくれるには、幼馴染では
少々不足、でした。
Posted by ブクログ
前作から遡ること数十年。世代を一つ遡り、前作で西大陸の強国として描かれていたヴィクトワール王国が舞台です。
ある日突然、国王の庶子であることを告げられ、王位継承者として王宮で四苦八苦しながら成長していくお姫様の話。
政治的にも重要な時期を迎え、新参者の王女がどう立ちまわるか、はらはらしながら読みました。
前回の「ルチア」が王宮の外で、レジンスタンス活動に加担したりだったのに対し、今回は舞台が王宮の中で、絶対的な味方もいるということで、前回よりも王道な展開です。恋愛成分も前回より多めです。
王位継承者としての成長に重点が置かれているため、話の展開がやや緩慢な印象があります。宮中のことや政治のお勉強が前半分、残り半分で実践、みたいな。
活発で先見の明のある主人公は好きです。聡明なお嬢様。主人公が自己嫌悪したり立ち直ったりのくだりは共感しながら読めました。
惜しむらくは、有能だけど生意気な補佐役のイケメンに全然感情移入できなかったことでしょうか。恋愛に関して時折へたれる以外は完璧すぎたのかもしれません。あと、頑張りすぎて余裕がなくなっちゃってるあたりが、エティよりむしろおまえが大丈夫か、という(笑)
あと、口説き文句が個人的に気に入らな(以下自重)
エピローグは前作読んでる人には嬉しいおまけ。
出てこないかな? 出てこないかな? と期待はしていましたが、出てきてくれて嬉しかったです。
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