無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2023年07月16日
死刑と正義、本書を読み終わった後には誰もが「死刑」の必要性について、脳が永久ループにでも入ったかの様に、停止しないメリーゴーラウンドの様にグルグルと、神経が動き回る様な感覚に陥る。そしてそこには正しい答えは存在せず、ただひたすらに考えるしかない思考の階段を登っているような状態だ。世の中には死刑を廃止...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年02月23日
裁判員裁判が行われるようになったことによって死刑のあり方が大きな変容を遂げた事実をふまえた死刑論である。
専門家の裁判官のみで行われていた裁判では死刑の認定はいわばポイント制であったという。いくつかの要素を満たしたものが死刑とされた。そのため死刑と無期懲役との境界線は一般人の感覚からは理解しがた...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年11月16日
未だに各方面が議題として挙げている『死刑』という制度について著者なりの見解を示したものです。
死刑となり得る(なった)事件を幾つかピックアップし、事件の性質に基づいて細分化することで、『死刑』について多角的な視点を持って眺めることが出来るようになっています。
事件のピックアップのみならず色んな哲...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月15日
裁判員制度の中で、どのように向き合うべきかをケースに分けて説いてるので、なかなか分かりやすく且つ興味深く読むことができます。
罰とは、正義とは、そして死刑とは。考えさせられる本でした。
『「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と叫ぶ人に訊きたい』を読んで思うところがあり、再読。
物事には多...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年11月26日
(少なくとも現在の日弁連では)あまり議論されていない視点から死刑について論じられており、著者がどんな経緯でどんな状況で何を考えながら本書を著したのか想像してしまう。
裁判員に選任される可能性のあるすべての人に読んで欲しいが、議論をカントやニーチェを引用しながら展開するので取っ付きにくいと感じる人が...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月18日
チェック項目20箇所。死刑の自由化とは、死刑の価値化でもある、これまでの職業裁判官制度のもとでは、死刑の基準はあっても、真の意味での判断はなかった、あったのは形式的な基準の運用だけで、実質的な正義の判断と言えるようなものはなかったのである、これまでの官僚司法が市民の司法に変わったことで、これからは正...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。