髪かざり

髪かざり

616円 (税込)

3pt

3.6

太平洋戦争中から終戦直後にかけて、著者は〈日本婦道記〉と題した短編を発表し続けた。初期の代表作となったこのシリーズには、未曾有の非常時にあって、古来、戦場の男たちを陰で支え続けてきた日本の妻や母たちの、夫も気づかないところに表われる美質を掘起こしたいとの願いが込められていた。本書には、「忍緒」や「二粒の飴」など、文庫未収録の本シリーズ作品のすべて、17編を収録。

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髪かざり のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2012年07月29日

    直木賞を辞退した作品をベースに短編17編が収録されている。筆者が込めたテーマは「 本当の女性の美しさは男は気付かないものである 」本作品の特長は全編を通じて古来戦場の男たちを陰で支えてきた凛とした女性と労働の尊さを柱に据えている点。しかも実在する人物像をベースに執筆されている点。強さと美しさが同居?...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年11月25日

    人間は信じ合わななければならない、「人を信ずる」それがあらゆることの初めである

    日本婦道記シリーズ

    女性は昔から賢くて強い

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    Posted by ブクログ 2014年05月02日

    初期代表作の「日本婦道記」の属する作品を集めた一冊。

    300ページ弱で17編と、短いのがたくさん入ってます。

    このシリーズが多く書かれたのは、太平洋戦争中なんですよね。
    武士道や婦道としてのあるべき姿に殉じるというのは捉えようによっては滅私奉公的な捉え方もできなくはないと思うけど、周五郎作品の人...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年11月01日

    本当に大切なものは、自我でもスキルでも財産でもない。自己を確立して居る人は、そういうものを捨ててしまえる。自我意識なんて、ないほうがいいのかもしれない。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年09月27日

    17篇からなる短編集。
    「笄堀」
    忍城対石田三成。真名女は城主である夫の留守を守っていた。兵のほとんどを夫が率いていってしまったため、残された僅かな兵、女や領民を指揮して堀を作る。密かに真名女自身も作業に加わり、そのことで領民達の結束が強まった。決意を語る真名女の強さが美しい。

    「忍緒」
    真田信之...続きを読む

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