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吾輩は猫又である。化け猫と一緒にするな!
凄腕陰陽師として名を馳せた春子が寿命で亡くなり、唯一の肉親を失った孫・桜子。悲しみにうちひしがれる彼女を見守る者がいた。飼い猫・タマ。タマは妖怪・猫又であると同時に陰陽師として春子の相棒だった。人語を解するタマは「まだ家族はいるぞ」と伝えたい。だがそれは出来ない。生前から春子は「桜子には陰陽師について何も知らないまま生きて欲しい」と願っていたからだ。しばらくして桜子の親友である命が声なき声に操られ、春子によって施されていた封印を解いてしまう。それはかつて桜子を喰らわんと襲ってきた妖怪。伝説の妖狐九尾にせまる八尾だった。
だが自分の死で封印が弱まる事を考えていた春子はタマと共に備えていた。桜子を守るため、タマは八尾の封印を破ってしまった命に協力を要請する。春子亡き今、代わりに人手がいる。
初めはタマが話すことに驚く命であったが、徐々にタマの想いを理解する。
『桜子を助けたい』
それが1人と1匹に共通する願いであった。そして八尾襲来。タマが八尾の圧倒的強さで絶対絶命になるが、なんとか囮になり目的地へ誘導。タイミングを合わせ命が、春子とタマの全てを込めた、陰陽道の真髄「蒼龍」を解き放つ。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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Posted by ブクログ
すごく面白かった…!
語り手は陰陽師の家系である藤里家の猫又陰陽師、タマ。
家族が皆亡くなり孤独の身となった藤里家の末裔、桜子を暖かく見守っている存在です。
タマの桜子の可愛がりようといったらw
桜子の祖母である春子の相方であったタマにとって、桜子は孫同然の存在なんだよね。
もう一人の語り手、桜子の友人である命もいいキャラw
一言で言うと、腐ってます←
桜子やタマとの掛け合いは面白いし、情にも熱い。
ただ、腐ってます←
これら主要キャラはもちろん、サブキャラも敵キャラも存在感は相当なもの。
どのキャラも魅力溢れる、素敵なキャラたちです。
キャラのみならず、ストーリーも面白いです。
バトルシーンは臨場感あるし、そこに至る展開も見事。
シリアスなシーンの中にふと入るコメディも面白い。
熱さ、笑い、涙、どれも高水準で織り込まれた名作です。
ぜひ多くの人に読んでもらいたい!
Posted by ブクログ
『売れないラノベ5大ジャンル』というのを思い出した。
ロボットSF、魔法少女、時代劇、百合、〝女主人公〟
——らしい。
本作は、霊感はいいけどずぶの素人の神波命と、陰陽師な猫又のタマが交互に視点を担当します。ようは〝女主人公〟です。笑いあり、涙あり、アクションあり、それでいてよくまとまっているのに、私の中に滞留する微妙感。
たぶん、女性が可愛く思えないからなんだと思います。主人公は腐女子だし。さらにヒロインの桜子はお子様過ぎる。サービスシーンもサービスにならないし、感情の起伏にもついていけない。あざとく登場した妹キャラは、なんだか滑ってるし。
……イケメンが出るとか、女性の機微を描いているとか、そんなことはないのだけど、女性向けなんだろうなと思います。私はすごくモヤモヤする。変な感じです。容量用法を間違えて薬を飲んじゃったような胸焼け感。しっくりこなかったのに、その理由を理路整然と言えない。なんだろなー。
※追記:なんでしっくり来ないのか分かった。
ライトノベルとしてあまりに王道な展開で進むため、どうしても私の中では、男性主人公の姿を幻視してしまうのだ。あられもないヒロインの姿に赤面したり、敵妖怪に立ち向かったり。正規の主人公である命は、私の中では主人公をからかったりする賑やかしポジションにしか見えない。その幻視が違和感になって、物足りなさにつながっていたのだ。タマは猫だから男性じゃ、ないもの。
お約束としてありそうな視点が、ない。だからモヤモヤしたんだ。
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