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文春文庫オリジナル。ご存じ「週刊文春」人気長寿連載、「ツチヤの口車」から最新作を収録! 深遠なる哲学から生まれる自虐的ユーモアの真髄を味わえます。
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Posted by ブクログ
哲学者の土屋賢治氏の日常の生活、奥さんとの関係、学生との関係を綴っている。やや自虐的すぎるところはあるが、とにかく面白い。本人的には面白ネタではないというかもしれないが・・。
土屋賢二さんの本は文庫のほうがおもしろい解説&著者紹介付きなので、個人的には即文庫化のほうがありがたいです(印税は少ないでしょうが…)。
読書録「論より譲歩」4 著者 土屋賢二 出版 文藝春秋 p68より引用 “われわれは医者、パイロット、運転手、料 理人などに、信頼できるかどうかも知らない まま命を託しているが、これは完全に運まか せだ(医者、パイロット、運転手、料理人の 方々は運に頼らないでほしい)。” 目次から抜粋引用 “...続きを読む最善の悩み方 教育者の宿命 理解できない女 付属品とは何か 教授の異常な弁解” 哲学者である著者による、日常の些細な出 来事について深く考察したエッセイ集。 悩み方についてから弁解についてまで、 ウィットに富んだ文章で描かれています。 上記の引用は、運についてかかれた話での 一節。先日の飛行機事故をニュースで見てい ると、この文章について深く考えさせられま す。あのようなことが起こると、本当にいつ 何時死んでしまうかわからないということを、 意識せざるを得ません。 亡くなられた方たちのご冥福をお祈りします。 著者自筆のイラストが、以前の著作と比べ ると随分減っています。ファンがいるかどう かはわかりませんが、無ければ無いで寂しい 気もします。 ーーーーー
文庫オリジナル。 いつもながらの土屋節には、人混みの中でもつい笑ってしまう。特に、奥様のことを書いているところ。
内容(「BOOK」データベースより) 問答無用!論理も通用しない悪質な相手に立ち向かう武器は笑いと譲歩だけ。追いつめられたツチヤ教授が繰り出す奇策の数々。「妻は夫をどう思っているか」「被害を未然に防ぐ方法」「人生は無意味か」「女が発言するとき」など、譲歩につぐ譲歩、ゴマカシにつぐゴマカシの果てに達し...続きを読むた捨身のユーモア・エッセイ集。 ---------------------------------------- 偉大なるツチヤ聖人のありがたいお話。 何度も吹きだして笑ってしまった。その話術はもはや芸の域。 いつかホンモノを見てみたいなぁ(笑)
お馴染みツチヤ名誉教授のお笑いエッセイ第?弾。週刊文春で連載中のコラム「ツチヤの口車」からの再掲載です。 自虐ネタを中心とした独特のユーモアを巧みな文章で操り、笑いの渦に陥れてくれるツチヤ名誉教授のエッセイは毎回楽しみにしているのですが、今回も期待を裏切らずニタニタのし通しでした。(笑)家庭や仕事や...続きを読む趣味から当時の話題に始まり、哲学や論理や人生全てを笑い飛ばしてくれるそのひたむきさは、悟りの境地とも思われ、その憐れな境遇をより追求してもらいたいと思わせるのは、読者を爽快感へと誘う氏の深謀遠慮でもあるだろう。(って、なわけあるか!笑) 相変わらず絶好調な妻ネタや大学ネタに加え、新キャラ(かどうかは一発ギャグのどうでもいい文章!のため記憶にないですが(笑))のツチヤ師など、笑いにかける情熱には頭が下がる思いです。(笑) 本書名はこれほど氏の足跡(笑)を言い得て妙な言葉はなく、見ただけで、ぷっ!と噴き出して思わず購入してしまいました。(笑)
時々著者に騙されそうになりながらも、へりくつやなぁ~(笑)とか思いながら、クスッと笑える本。 生き甲斐について「生きているからこそ、趣味も…(略)できるのである。趣味などがなければ生きていられないというのは本末転倒である。…(略)生きること以上の特典があるだろうか」と言ったり、 老人性白内障につい...続きを読むて「老人性ということがそんなに重要なのか?せめて『ことぶき白内障』ぐらいにできないか」などなど… 譲歩はいくらでもしつつも、決して卑屈にはならない姿勢も素敵。 仕事とかで疲れた時に読むと、ちょっと気が晴れるかも。
この本は内容を楽しむと言うよりも言葉遊びや文章の流れを楽しむものだなと思う。流れるような文章が読んでいて心地よい。 ここまで好き勝手書くのを許してくれる奥様は鬼嫁ではないと思う。
今回は後半失速しなかった。 文庫オリジナルということは,単行本としては出版しなかったということなのかな。 読んでみてもほとんど思い出せない。 ぱらぱらめくると「あー,そんな話もあったなぁ」と思える。 暇つぶし, 視点の固定化を予防する, などに効果的な本である。
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