ラジ&ピース
  • 値引き

ラジ&ピース

492円 (税込)
246円 (税込) 4月25日まで

1pt

自分は醜いというコンプレックスを抱く野枝(のえ)は、実家を出て群馬県のローカルFM局で人気番組を担当するようになる。誰からも干渉されない自由に閉じ籠もる野枝だが、その心の隙に気さくな方言で話す女医の沢音(さわね)が入り込み……。横浜と会津出身の二人の女性の呼び合う心を描く「うつくすま ふぐすま」を併録。(講談社文庫)

...続きを読む

ラジ&ピース のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年06月13日

    初めて読んだ絲山秋子さん作品。自分にコンプレックスを抱えていて他人を警戒して鬱々とした主人公の描写に、最初はリアルで読んでいると重たい気持ちになってしまいました。
    しかし中盤以降は、自然に付き合えるリスナーとの交流が始まったり、行きずりでなった友達に対して自分を出すようになったり、少しずつ楽に生きて...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年05月13日

    「ラジ&ピース」もっとも好きな絲山秋子の小説である。

    女同士の友情の話だ。そして場所が移えば壊れてしまうような簡単な。
    しかし,女性同士も,男とも,一目で「友人だ」とわかることがある。不思議なその思い込みが,世界を広げることもあるとのこと。

    0

    Posted by ブクログ 2011年11月19日

    表題作と「うつくすま ふぐすま」の2編。

    自分のコンプレックスの端っこが引っ掛かるし、読み流してると研ぎ澄まされた言葉がストレートにぶつかってきて、痛いし。
    なんでこんなに面白いんだろ。

    0

    Posted by ブクログ 2011年11月15日

    この本を大阪の本屋で買った。翌日に京都の嵐山へ行く途中の車中で読み始め、帰りの車中で読み終わった。あっというまに読めた。面白い。「水たまりに落ちたレシート」と主人公が自身のことを思っているとある。この表現方法に惹かれた。この主人公が田舎町で人と関わり、積極性を獲得していくはなし。自分に訪れる色々な機...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年01月21日

    絲山秋子のラジ&ピースを読みました。

    相馬野枝は25歳から六年間続けた仙台のFM局から群馬のFM局に転職します。
    そこでラジ&ピースという番組のパーソナリティーを始めます。
    野枝は番組で見せる顔とは違うかたくなな素顔をもてあましています。
    そんな野枝は朗らかで無防備な女医の沢音と出会って時々会うこ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年10月08日

    昔から人と関わるのが苦手で、今では人に心を開くことをほとんど諦めているアラサー女性の新天地での物語。そこで出会い、されるがままに付き合いを続けるも気を許していなかった沢音に対して野枝が初めて心を開く場面が個人的にとても良かった。カーチェイスって言うの?猛スピードを出して追い越したり追い越されたりしな...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年01月22日

    東京で生まれ育ちながら東京嫌いのラジオDJ、野枝。仙台でDJをした後、思い立って群馬のラジオDJに。医者らしくない医者の沢音、リスナーである「恐妻センター前橋」、群馬・高崎でのいくつかの出会いの中で美丈夫(本当の名前は忘れたらしいが)という過去にいた唯一の彼氏の存在も徐々に薄まり、今の自分を受け入れ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年01月26日

    人と人の距離感がいい感じ。読んでて心地良いのは、作者と登場人物との距離感も同じように保たれているから、かな?

    0

    Posted by ブクログ 2012年08月03日

    装丁の爽やかさをあっさりと裏切るエッジの効き具合。
    一見冷めている様でいて、どこか温かい独特の雰囲気。
    突き抜けた突き放し加減?に思わず噴き出してしまったり。
    人との距離感てほんと難しい。

    業界の裏話やリスナーとのやりとり、ローカルネタも面白かったです。
    読後感よろしいです。

    0

    Posted by ブクログ 2012年01月02日

    自由の不自由と自由の孤独が、ラジオ番組の進行と録音ブースの外でのぎこちない生活との対比で浮き彫りにされる。
    表題作はこれまで読んだ絲山秋子の作品の中でベスト。

    0

ラジ&ピース の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

絲山秋子 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す