ひとつ上のアイディア。[新装版]

ひとつ上のアイディア。[新装版]

ビジネス・実用
1,047円 (税込)

5pt

3.9

日本中の企画者、クリエイターたちからバイブルと仰がれている名著が、コンパクトに! 「企画稼業」クリエイター20人が、日常的に実践しているアイディアづくりの、「実際のところ」を語った発想・企画論。つぎつぎと新企画を生みだすプロのクリエイターたちは、どうやってアイディアを出しつづけているのか。その技術、ノウハウ、経験、哲学を収録。

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ひとつ上のアイディア。[新装版] のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    眞木準氏の著書『ひとつ上のアイディア。[新装版]』は、単なる思いつきを超えた「アイディア」の本質と、それを生み出すための思考法について深く考察した一冊です。

    ### アイディアの定義と本質

    著者は、「アイディア」を単なる思いつきではなく、「情報に吹きこまれた『イノチ』」と定義します。アイディアは、これまで存在しなかったものを生み出し、新たな認識を発見する力を持つ「生命体」のようなものだといいます。この考えは、著作権や特許といった知的財産が重要視される現代において、その価値を再認識させてくれます。

    また、アイディアは突然生まれるものではなく、想像、知識、経験などの情報が脳内で結びつき、スパークを起こすことで新しい概念が生まれると述べられています。そして、その語源は、プラトン哲学の「イデア」にあると解説し、単なる概念ではなく、理性によって認識されるべき実在や原型としての意味合いを強調しています。

    ### アイディアを生み出すための思考法

    本書では、具体的なアイディア発想法として「2時間クリエイター法」や「アイディア・リトマス試験」が紹介されています。特に印象的なのは、「日常」「恋愛」「読書」「プチ悩み」「全人生」という5つのフィルターを使ってアイディアを検証する手法です。これは、アイディアがその人が生きてきた人生の情報からしか生まれないという著者の考えに基づいています。

    アイディアは「つくりだすものではなく、見つけるもの」であり、そのためには、対象を深く理解し、さまざまな角度から見る「視点」を設定することが不可欠です。アイディアは、論理的に無理やり作り出すのではなく、ポジティブな心と身体のコンディションが整ったときに、自然と「受信」されるものだと述べられています。

    ### アイディアの目的と価値

    著者は、ビジネスにおけるアイディアは「モウカル」ことが求められるが、それはあくまで結果であり、本来の目的は「タスカル」(救われる)ことにあると語ります。また、いいアイディアとは、個人的な作品へのこだわりではなく、プロジェクトの成功、そしてひいては世の中を良くすることに貢献するものであるべきだと主張しています。

    いいアイディアは、他者と違うものであり、流行を追うのではなく、自身の趣味や興味から生まれるオリジナリティにこそ価値があると説かれています。そして、本当にいいアイディアは、メモをする必要がないほど強烈なものであると述べています。

    ---

    本書は、広告クリエイターとしての経験に基づきながらも、あらゆる分野に通じるアイディアの本質を教えてくれます。アイディアは、単なる「思いつき」ではなく、世の中をより良くするための「イノチ」であるという著者の視点は、私たちに新しい創造へのヒントを与えてくれます。

    0
    2025年09月23日

    Posted by ブクログ

    20人のクリエイターの方々が『アイデア』について語る内容。
    皆さんの意見はバラエティに富んでいて、色々な視点があるのだなぁ、と感心したり、同じことを大切に思っていたり、役立つ考え方ばかりです。
    やはりトップクリエイターの方々はすごいです。
    ブレインストーミングに最適かも。

    0
    2015年12月12日

    Posted by ブクログ

    アイディアとは、意表を突いていること。でも、半分は正論であること。そして。誰かの助けになっていること。

    0
    2015年05月08日

    Posted by ブクログ

    とにかく色んな広告業界の人の「アイディアの出し方」を集めた本。とはいえ皆バラッバラのこと書いてるので、自分に合ったヤツ試してくしかないんだろうな。

    あんまりああこれいーなーって刺さったコツみたいなのは正直なかったけど。「つまらない案も出せない人に、いい案は出せない」というのには凄く共感。何にせよ量産する力ってのは絶対にあった方がいいと思う。

    とはいえ何か「若い人は…」みたいな文が多くてちょっと冷めた。やっぱ体育会系な業界なんだなーと感じざるをえなかった。

    あとは「どやあ俺の傑作やあ」みたいに紹介されてる広告も、ぶっちゃけ全然意味分からなかったり、ピンとこなかったり。「ロケ地、韓国」とか「別冊ヨーロッパ」とか普通の人あれ分かんないだろ。笑 玄人同士で喜ぶものつくっても仕方ない。特にマスの素人相手にする商売の場合は。

    0
    2014年10月31日

    Posted by ブクログ

    アイディアをひねり出す指南書だと思うのですが、アイディアの出し方は千差万別なので、どれを参考にするべきか。他力本願はいけませんね。

    0
    2012年06月10日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ○コピーライターである眞木準氏による、広告業界を主とする各界のクリエイターの「アイディア」に関するインタビューをまとめた一冊。
    ○多種多様なメンバーのインタビューが掲載され、一口に「アイディア」といっても、本当に幅広く、奥が深いものという印象が、さらに強くなった。
    ○そもそも、クリエイターが、どのような思考方法、立ち位置により、アイディアを考えているのかが、よく分かる。
    ○続編についても、ぜひ読みたい。

    0
    2013年11月19日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    一流のクリエイターたちがアイディアについて語った本。
    とても勉強になりました。

    以下メモ。
    ●アイディアの純粋な目的は、あくまでも「タスカル」ことにあるのではないだろうか。
    ●実際につくるのは、それを見たあとの感触だと思っています。びっくりした、かわいい、おもしろい、かっこいいと感じたりする、その感触をクリエイトするわけです。だから、ある商品の広告やデザインを考えようとしたら、まずはそれを見た人にどう感じてもらいたいかを考えなくてはいけない。
    ●本当に大切なのは、その企業やその商品しかもっていない価値をビジョン化して、オリジナルな「顔」をつくることです。
    ●削ぎ落して何かを残そうとすると、残る要素は決まってくるわけですから、当然の結果として、同じ「顔」のものばかりがつくられてしまうわけです。足すべきものをすべて足して、ひとつの答えを出す。それがぼくのいう本当のシンプル。
    ●会議で出される思いつきは、許されなければならない。そして思いつきは話さなければならない。
    ●人が行動を起こすのは、自分に関係があると思ったときです。だから本当に生活者を動かすアイデアの種を見つけようと思ったら、たえず日常生活を、注意深く見つめていなくてはなりません。とくに、自分が生活者として経験したり、気持ちが動かされたことを見逃さないようにすべきでしょう。
    ●世の中で起こっている出来事に対して、自分なりの意見をもっているかどうかということ。重要なのは意見の種類ではなくて、自分の意見をもっているということです。それもしっかりとした主張でなくてもかまわない。IT長者の資産が何百億というニュースを聞いて、驚いたり、うらやましがったり、怒ったり、あるいは笑ったりする。そういう思いや反応があるということが、時代とつきあっている感覚ではないでしょうか。
    ●適当な本をもってきて、出さなくてはいけないアイディアを、とにかくその1冊を参考にして考える。写真集を見ながら、ひとつならひとつ、3つなら3つと数を決めて、強制的な枠組みを設定して考える。
    ●アイディアは必ず2回壊せ。
    ●まったく別の分野やまったく別のイメージの言葉をもってきて、掛けあわせる。こうして組みあわせてつくった言葉を、論理的におかしいとかありえないと頭から否定してしまうのではなく、「豆腐の恋とは何だろう」「おいしい自動車って何だ」「苦い自動車は実現できるのか」と考えてみます。
    ●悩んだら原点に戻る。広告のアイディアの場合なら、なぜその商品が存在しているのかという理由。
    ●データを信用せず、そのデータが表す人の顔を思い浮かべること。
    ●もし自分とは直接関係がなさそうな世界について考えることになっても、私は何かそこに自分との接点を見つけだして掘り下げ、自分ならではの反応を見つけるようにしています。
    ●アイディアは人間理解の仕方だ。いかに深く、いかにユニークに人間を理解するか。
    ●アイディアは思いだすもの。

    0
    2012年03月25日

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