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Posted by ブクログ 2014年11月27日
前書きからして、科学者としてのプライドや信念に満ちていてワクワクするし、佐々木葉さんがTwitterで書いてた「とにかく最高に頭のいい人の書いた本だよなぁ」というのもよくわかる。科学的だし、ロジカルだけど、読みやすくて、説得力がある。
記述が水管理全般にわたる網羅的なものなのに、人間味があって、濃...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年04月06日
この本は、良書だと思う。
詳しいレビューなどは他の人も書いている通りだと思う。
自分にとってよかったこと。
「水文学」という新しい分野を知ったこと。
各章ごとの要点がまとめられていて、読み返す時にちょっとした索引になるので便利。
巻末にこの本で取り上げられた文献一覧が載っていること。英語文献が...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年05月23日
水文学という水に関する幅広い学問。人文社会科学にまつわる話を中心にわかりやすく説明、学者としての経験に基づいた話も面白い。
水は安いが上にローカルな資源。輸送費がそのままコストの大きな増大になる。水の問題は飲用でなく洗うためで、生きるか死ぬかだけでなく文化的で健康的な生活が送れるかどうか。水へのアク...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年08月25日
雑誌の書評を見て、読んでみようと思った。環境問題に絡む話は、論者の主義主張に左右されて客観的事実に基づかないものもあるようだが、本書は、書評や実際に読んでの実感からは、科学的な内容のように思う。
本書のテーマを超えた著者の主張や科学者のエピソードなどに脱線する部分も多いが、水問題と聞いて思い浮かぶよ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月20日
職場の本屋の平積みから購入。
いっていることが全う。
(1)地球温暖化、地球環境の問題は、手段と目的が逆転している。(p265)
本来すべての学問は、国民の命と生活を守り、改善していくためのも。それに対して、著者は、最近の地球温暖化ブームは、その目的を制限してまでも地球温暖化とい...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月19日
「21世紀は水の争いが起こる」
どこかで聞いた。
それが気になり、この本を読んだ。
いい意味で裏切ってくれる内容だった。
危機をひたすらあおるものだと思っていたからだ。
水。
当然のことながら、飲み水だけではない。
風呂、洗濯に始まり、バーチャルウォーターのことなど、水についての「いろは」が書か...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年11月09日
研究者視点の水問題に関する本が欲しかったので、大阪で購入しました。
結構分厚く、内容も濃かったので読むのに時間がかかりました。
水問題の中でも水源地買収や河川管理など、自分が興味のある分野についての言及があったので非常に参考になりました。
水源地買収の一環で危険視される中国などによる森林買収につい...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月03日
あとがきに
研究とは,「不思議」や「非常識」「不見識」を「当たり前」にしていく作業である。
水と水循環に関する基本原理
1 地球上の水はなくならない
などをしめし,
次に常識と思われていることをいくつか示す。
1 節水は善行で,たくさん使うのはいけないことだと無批判に思っている。
などなど
そ...続きを読む
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