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記憶を失った日本人少年Kは、量子的に交差した世界から訪れた変幻自在の自律機械、アーサー、アイザック、ボブの三人組にスカウトされ、危険な旅を続けている。旅の目的は、人知れず実用化されている量子コンピュータを探し当てることだと言うのだが……。すべての背後でうごめく人工知性〈館長〉の思惑とは。疾走感あふれる近未来エスピオナージュにして、想像することの意味を問う本格SF。応募総数618作から大森望・日下三蔵・飛浩隆が選出した、SF愛に満ちた第3回創元SF短編賞受賞作。選評付き。
...続きを読むPosted by ブクログ 2012年07月23日
2011年度に発表されたSF短編のアンソロジー。2011年は東日本大震災のほか、小松左京の訃報があり、伊藤計劃ショックの余波とハヤブサブームの余熱が冷めていないジャーナリスティックな年であった。前半はそのような作品を集め、後半は手ごたえのある作品が並ぶ。とはいえ、例年のハッチャケぶりは足りない印象。...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月13日
2011年はどういう年だったかってもう今は2013年なので
去年はどういう年だったかというと2012年なのである
2012年篇が出てから読むよりましだけれど
もう2012年のことなんて覚えていないぞ
2011年はいろいろあったからともかく
小川一水『宇宙でいちばん丈夫な糸 The Ladies w...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年09月30日
「拡張幻想 年刊日本SF傑作選」大森望、日下三蔵/編
SFアンソロジー。色々。
2011年版。第五集。
序文や解説にもありますが、東日本大震災と小松左京没、という2つの大きなトピックスを反映した2011年のアンソロジーです。
SFって、当然サイエンスとリアルがあってこそのフィクションだから、突飛な...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月31日
小川一水「宇宙でいちばん丈夫な糸 ――The Ladies who have amazing skills at 2030.」
庄司 卓「5400万キロメートル彼方のツグミ」
恩田 陸「交信」
堀 晃「巨星」
瀬名秀明「新生」
とり・みき「Mighty TOPIO」
川上弘美「神様 2011」
神林...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年08月17日
以前からそうだけど、SFは「すごく面白い!」のと「こりゃ読めん」のと両方ある。だからアンソロジーはありがたい。長編を買ってどうにも読めなかったときのダメージは大きいもの。
今回は、新井素子さんの作品が印象に残った。あの文体は決して好きな方ではないけれど、この「絵里」という作品ではとても効果的だ。切...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年09月09日
シリーズの中で三本の指に入る傑作集かもしれない。気に入った。
まずは最近こっている作家さんから。「宇宙でいちばん丈夫な糸(小川一水)」がそうなんだが、実はイマイチだった。気持ちはわかるのだが、このストーリーは好きではない。軌道エレベーターもので期待したのだが、どうもドラマっぽい仕立て。
気...続きを読む
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