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副知事になった作家、3年に及ぶ格闘の記録
2007年6月、石原慎太郎・東京都知事からの「特命」は突然だった。
東京が国との間に抱える様々な問題を解決すべく、突破口となる役割を託された作家は、都庁の中で、何を見て何を感じ、どう動いてきたか。
作家の想像力が行政に与えた影響とは?
都庁で考えた「この国のゆくえ」とは?
就任から3年、永田町・霞が関との戦いから都職員との触れ合い、東京発の政策提言に至るまで、縦横無尽に綴る。
「東京都は昔から伏魔殿と呼ばれた。そんな形容詞でいかにもおどろおどろしく語るだけなら、何も説明したことにはならない」(プロローグより)
Posted by ブクログ 2012年12月11日
ふと、都知事選を前にして、なんとなく手にとってみました。
で、なんでしょうこの、「地に足の着いた信頼感」は。
「東京というこの大都市をどう成長させるか、これは東京都の仕事である。」
といったことを、さすが道路公団民営化を成し遂げただけあって、
非常に説得力を持った論旨で、様々に展開されています...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年07月20日
ツイッターでフォローしていて作品を読んでみたいと
思っていたので、買って読んでみた。
埼玉都民として東京都政は気になるけど、なかなか
わからなかったので、見えるようになった。
都市としての東京の戦略や課題を理解できた。
オリンピック招致や羽田空港ハブ化の目的や、水道事業の
国際展開、地下鉄の問題...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月28日
東京都の政策に興味があったので読んでみた。
今都知事の猪瀬さんが副知事時代に取り組んだことを中心に書かれています。
実際起こったエピソードの話が中心だし、文体もとても読みやすい。さすが作家さん。
内容
・都が取り組む「水ビジネス」の重要性、参議院議員宿舎の件、高速道路民営化の件など色々。
・東京が...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月08日
2010年に発刊。副知事時代の猪瀬直樹が一つひとつの施策にどのように取り組んだのかがよくわかる。石原都知事とのやり取りも面白い。
東京都は国に先んじて、新しい取り組みにチャレンジしてきた。それを支えてきたのが東京都の職員であり、猪瀬直樹も本書の中で賛辞を送っている。
東京都はときには国とも戦う。イメ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年02月04日
良い本に出会ったという感じです
この本は現東京都知事の猪瀬さんが副都知事時代にお書きになった一冊です
作家という立場からなのか、洞察力•分析力•決断力•説得力•行動力が備わった方なので政治家にならない方がもったいない方ですね
私の嫌いな歴史もそういう流れでこうなって行くのかと今更ながら納得の文章でし...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年01月03日
都知事選を前に、副知事としてどういう方なのか知りたく読み始めた。参議院議員宿舎の建設中止、周産期医療の整備、ケア付き賃貸住宅という発想、夕張市へ職員を派遣…これらのエピソードから、何て愛に満ち溢れた方なんだろうと実感した。また、徹底的なデータに基づき、作家という持ち前の発想力で、スピード感を持って次...続きを読む
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