樅ノ木は残った(上)

樅ノ木は残った(上)

693円 (税込)

3pt

仙台藩主・伊達綱宗、幕府から不作法の儀により逼塞を申しつけられる。明くる夜、藩士四名が「上意討ち」を口にする者たちによって斬殺される。いわゆる「伊達騒動」の始まりである。その背後に存在する幕府老中・酒井雅楽頭と仙台藩主一族・伊達兵部とのあいだの六十二万石分与の密約。この密約にこめられた幕府の意図を見抜いた宿老・原田甲斐は、ただひとり、いかに闘い抜いたのか。

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  • 樅ノ木は残った(上)
    693円 (税込)
    仙台藩主・伊達綱宗、幕府から不作法の儀により逼塞を申しつけられる。明くる夜、藩士四名が「上意討ち」を口にする者たちによって斬殺される。いわゆる「伊達騒動」の始まりである。その背後に存在する幕府老中・酒井雅楽頭と仙台藩主一族・伊達兵部とのあいだの六十二万石分与の密約。この密約にこめられた幕府の意図を見抜いた宿老・原田甲斐は、ただひとり、いかに闘い抜いたのか。
  • 樅ノ木は残った(中)
    660円 (税込)
    幕府老中・酒井雅楽頭と伊達兵部とのあいだの六十二万石分与の密約。それが、伊達藩に内紛をひきおこし、藩内の乱れを理由に大藩を取り潰そうという幕府の罠であることを見抜いた原田甲斐は、藩内の悪評をも恐れず、兵部の懐に入りこむ。そして、江戸と国許につぎつぎひき起こされる陰謀奸策、幼君毒殺の計略をも未然に防ぎ、風前の灯となった伊達家安泰のため、ひたすら忍従を装う。
  • 樅ノ木は残った(下)
    693円 (税込)
    著者は、「伊達騒動」の中心人物として極悪人の烙印を押されてきた原田甲斐に対する従来の解釈をしりぞけ、幕府の大藩取り潰し計画に一身でたちむかった甲斐の、味方をも欺き、悪評にもめげず敢然と闘い抜く姿を感動的に描き出す。雄大な構想と斬新な歴史観のもとに旧来の評価を劇的に一変させ、孤独に耐えて行動する原田甲斐の人間味あふれる肖像を刻み上げた周五郎文学の代表作。

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樅ノ木は残った(上) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年08月27日

    あらすじ
    伊達家62万石の危機を察知した仙台藩の重臣・原田甲斐(里見浩太朗)が、たった一人で謀略から守る姿を描いた娯楽時代劇。 仙台藩の重臣・原田甲斐は3代藩主・伊達綱宗の放蕩に端を発した混乱の中、綱宗の叔父・伊達兵部の藩乗っ取りの陰謀を察知する。 兵部は幕府老中首座酒井雅楽頭と姻戚関係を結ぶなどし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年01月15日

    歴史小説の中でベストです。幕末物や戦国物のような派手さはないですが、ずっしりと武士道の真髄を示してくれます。

    0

    Posted by ブクログ 2012年02月28日

    上、中、下、3巻読み終え感慨に浸っております。良かったー。山本周五郎賞というのがあることは知っていながら、彼の作品を読んだことがなかったので読んでみたが、最初にトンデモナイ作品に触れてしまったようだ。こんな武士の、男の生き様があるのか。いゃ〜深い。こんな広い心を持った男になりたい。オレには到底ここま...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年01月31日

    最初は文の運びかたに慣れなかったけれど、ひとたび入り込んでしまったらあっという間に読んでしまった。原田甲斐が思慮深く格好良い。彼がどう動くのか次の巻が楽しみ。

    0

    Posted by ブクログ 2012年01月16日

    高校1、2年の時、初めて読んだ歴史小説。大人の責任、武士とは、と思いめぐらせた記憶がある。そして、残ったもみの木がいつまでも心に残っている。

    0

    Posted by ブクログ 2010年10月19日

    全2巻。
    今は3巻で再版されてるみたい。

    伊達騒動のお話。
    山本周五郎先生は時代物な印象で避けてたので
    今作が初見。

    伊達騒動は知らんかった。
    そんなんあったのは知ってたけど
    内容は全く。

    や。
    しみるわ。
    これ。

    泰平の時代の物語だから
    合戦みたいなことはないけど、
    侍の「忍ぶ」美観の方を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月02日

    江戸時代前期の伊達騒動を描いた長編時代小説である。新潮文庫で上中下3巻になっている。NHK大河ドラマにもなった。
    主人公は仙台藩家老の原田甲斐である。甲斐は伝統的には悪役・奸臣に位置付けられてきたが、本書では真っ当な人物として描かれる。逆に本書や大河ドラマの影響が強くて悪役イメージの方が少なくなって...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年04月18日

    (上中下巻あわせての感想です)

    山本周五郎作品は何といっても庶民や名もなき流れ者に対する温かい視点が魅力(上から目線の司馬遼太郎作品とは対照的)なのですが、本作では伊達藩の家臣というそれなりの立ち位置の人物を主人公に据えているのと、大きな陰謀に対峙するという物語のスケールの大きさに引きずられている...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年10月13日

    骨太な構成と緻密な心情描写で、とても面白く読めました。
    主人公として描かれている原田甲斐の武士道的たたずまいを見ていると、人の上に立つものとしての責任と態度を訴えているようにも思われます。
    実際に書かれた時代と現代を単純に重ねることはできませんが、ふと、現在の世の中のリーダーの姿勢を顧みてしまいます...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年11月05日

    伊達家お家騒動。組織、人事、事業継承が複雑に入り組んだケーススタディのようで、大作なのに紙面量を意識することなく没頭できる。

    0

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