シンデレラ迷宮

シンデレラ迷宮

495円 (税込)

2pt

朝、目が覚めると、まるで知らない世界に来ていた…。記憶を失った利根をのぞきこんでいたのはヘンな赤毛の踊り子。そこは、『白鳥の湖』のオーディションだった! どうなってるの!? 現実の世界で傷ついた少女がお伽噺の世界をさまよい、不思議な人々とふれあううちに、現実に立ち向かう勇気を取り戻していく、癒しと再生の物語。

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シンデレラ迷宮 のユーザーレビュー

ある朝、見知らぬ広い部屋で目覚めたら3人の女性に囲まれていて、しかも彼女たちは招待された客だと言う。そして「あたし」は名前以外の記憶を失っているみたい…女性たちは領主の奥方と王女と踊り子で、後から現れたもう1人の女性は王妃らしいし、きっとこれは夢に違いない! でもどうしてこんなことになったんだろう…。一人称で書かれた、ファンタジーのようなミステリーのような少女小説です。女性たちのところに滞在しながら、少しずつ少しずつ現実の出来事を思い出していく主人公。本ばかり読んでいる内向的な子どもだった人なら、自分の子ども時代をほろ苦く思い出すかもしれません。これを読んだら、続刊『シンデレラ ミステリー』もお忘れなく。

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感情タグBEST3

    購入済み

    好き

    2021年10月01日

    大大大好きな作品です!!多感な時期に図書館で出会い今まで幾度となく読んできた物語に電子の世界で再び出会えるとは感動しました◎この物語に利根ちゃんに何度癒され救われた事か。ラストの光に包まれるような感動は何度読んでも健在です◎

    0

    Posted by ブクログ 2018年01月29日

    再読。
    登場人物をうっすらと覚えていたけれど、肝心のストーリーはすっかり頭から抜けてました。
    ビックリ!こんなシリアスだったっけ?!
    随所で胸の痛くなる思いでした。

    でも、不思議と読む手が止まらない。
    次は次はと気になる展開。
    さすが氷室冴子さん。読み手を飽きさせないのが魅力的です。
    続きにあたる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年11月10日

    小中学生の頃、著者の作品が大好きでした。
    (私の読書人生は、若草物語と氷室冴子作品から始まったのです)

    先日ジェーンエアを再読したのですが、そもそもジェーンを読むきっかけはこの作品にジェーンが登場し、どんな作品か知りたくなったからでした。
    そのことを思い出し、こちらも再読してみました。。

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    0

    Posted by ブクログ 2015年02月19日

    ♪あらすじ

    昔、どこかで会ったことがある物語の中の登場人物たち。
    でも、どうしてなの?
    みんな、不幸な顔をしている…。
    白雪姫とその継母の王妃、「白鳥の湖」のオディールとオデットなどが登場する迷宮の世界。

    ♪感想

    昔小学生の時に読んで、深い男女関係の機微が解らず、当時は全く面白くあ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年04月19日

    中学生の頃に読んですごくハマった作品。
    再読です。やはり面白い。
    思春期の頃に読めてよかったなという一冊。
    何回でも読みたい、また読みたくなる。

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    Posted by ブクログ 2011年11月01日

    中学一年生のときに初めて読み、
    それからことあるごとに読み返し、泣いた。
    この本と、一生添い遂げるだろうとまで思わせられた。

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    Posted by ブクログ 2015年06月29日

    氷室冴子初読み作品。可愛い挿し絵に惹かれて買ったはいいけれど、中学生当時の自分にはストーリーが超難解!
    にもかかわらず、とても惹きつけられるものがあり、色々解釈を試み何度も読みました。
    今でも思い出深くて大好きな一冊です。

    0

    Posted by ブクログ 2010年06月04日

    いつかわたしも利根だった。そういう少女時代の痛みを氷室先生はよくお書きになるなあ。「シーラカンスの夢」が特にお気に入り。

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    ライトノベルというか、青春小説というか。何だろう?と考えてみて、正真正銘の「少女小説」だと気がついた。
    少女特有の悩み、葛藤、劣等感、社会や異性に適応しきれていないあやふやさを、シンデレラ症候群、迷宮、森にかけてうまく書いてある小説。
    あいかわらず、読んだ後、「うまいっ!」と思ってしまう、氷室先生の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年11月25日

     無茶苦茶な振れ幅の思春期の女の子を、氷室冴子は凄く丁寧に書いてくれる。
     今読めば「ああ、分かる分かる」と思えるんだけど、あの時期の混乱の只中にいた時は掴めない芯みたいのがある。
     閉じられた世界の中で必死に足掻くもどかしさ。その中で目覚めていく少女の自我、と書くといかにも、だけど、そのいかにもを...続きを読む

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シンデレラ迷宮 の詳細情報

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