無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
ある朝、見知らぬ広い部屋で目覚めたら3人の女性に囲まれていて、しかも彼女たちは招待された客だと言う。そして「あたし」は名前以外の記憶を失っているみたい…女性たちは領主の奥方と王女と踊り子で、後から現れたもう1人の女性は王妃らしいし、きっとこれは夢に違いない! でもどうしてこんなことになったんだろう…。一人称で書かれた、ファンタジーのようなミステリーのような少女小説です。女性たちのところに滞在しながら、少しずつ少しずつ現実の出来事を思い出していく主人公。本ばかり読んでいる内向的な子どもだった人なら、自分の子ども時代をほろ苦く思い出すかもしれません。これを読んだら、続刊『シンデレラ ミステリー』もお忘れなく。
大大大好きな作品です!!多感な時期に図書館で出会い今まで幾度となく読んできた物語に電子の世界で再び出会えるとは感動しました。この物語に利根ちゃんに何度癒され救われた事か。ラストの光に包まれるような感動は何度読んでも健在です。
Posted by ブクログ
小中学生の頃、著者の作品が大好きでした。
(私の読書人生は、若草物語と氷室冴子作品から始まったのです)
先日ジェーンエアを再読したのですが、そもそもジェーンを読むきっかけはこの作品にジェーンが登場し、どんな作品か知りたくなったからでした。
そのことを思い出し、こちらも再読してみました。。
・・・30年以上前に感じた感動がよみがえり、感無量です☆
コバルトだからって全くバカに出来ません。大人の私が今読んでも名作。
繊細で内向的な女の子が、白雪姫の継母、白鳥の湖のオディール、眠れる森の美女の姫などが登場する別世界にトリップしてしまい、彼女らと関わりながらなぜここにトリップしてしまったのかを深く探るうちに、自分の内面と向き合い、救われない自分の絶望から乗り越えようと成長していく、そんな物語です。
今の子にも読んでもらいたいなあ。
冴子作品、どんどん読み返してみたくなりました。
Posted by ブクログ
♪あらすじ
昔、どこかで会ったことがある物語の中の登場人物たち。
でも、どうしてなの?
みんな、不幸な顔をしている…。
白雪姫とその継母の王妃、「白鳥の湖」のオディールとオデットなどが登場する迷宮の世界。
♪感想
昔小学生の時に読んで、深い男女関係の機微が解らず、当時は全く面白くありませんでした。
それでも心の片隅に魅力を感じていたのかもしれません。
大人になって無性に読みたくなり、オークションで探して手に入れました。
大人になった今、思ったより難しい本ではなくなっていたけれど、おとぎ話の主人公たちの恋愛の悩みがとても考えさせられます。
とても切ないお話です。
思いっきり私情が入りますが星5つです。
Posted by ブクログ
ライトノベルというか、青春小説というか。何だろう?と考えてみて、正真正銘の「少女小説」だと気がついた。
少女特有の悩み、葛藤、劣等感、社会や異性に適応しきれていないあやふやさを、シンデレラ症候群、迷宮、森にかけてうまく書いてある小説。
あいかわらず、読んだ後、「うまいっ!」と思ってしまう、氷室先生の本。
ほぼ遺稿となってしまった「銀金」がリアル世代の私だけど、昔っから氷室先生の書いてるものは同じなんだと分かりました。
ミステリー仕立てなところ、国と国とかの政治話がからんでくるところ、愛すべき女の子がたくさん出てくるところ・・・。
河合隼雄がシェイクスピアと森について語ってる本を読んだ次に読んだのが、この本っていうのも、不思議なめぐりあわせ。
私は、こんなに少女期のあやふやさを書けないだろうな。あれやこれや思い出すと辛くて、自分を掘り下げて見ることができないよ。
いつかそれができて、書くことができれば、創作的にも、人間的にも、一つの丘を越えることができそうな気はするけど。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。