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Posted by ブクログ
東川篤哉の長篇ミステリ作品『ここに死体を捨てないでください!』を読みました。
『密室の鍵貸します』、『密室に向かって撃て!』に続き、東川篤哉の作品です。
-----story-------------
じゃあ、どこに捨てろっていうんですかっ!!
会ったばかりの男女が、奇妙なドライブに出かけた。
……クルマに死体を積み込んで。
「死んじゃった……あたしが殺したの」
有坂香織は、妹の部屋で見知らぬ女性の死体に遭遇する。
動揺のあまり逃亡してしまった妹から連絡があったのだ。
彼女のかわりに、事件を隠蔽しようとする香織だが、
死体があってはどうにもならない。どこかに捨てなきゃ。
誰にも知られないようにこっそりと。
そのためには協力してくれる人と、死体を隠す入れ物がいる。
考えあぐねて、窓から外を眺めた香織は、
うってつけの人物をみつけたのであった……!
烏賊川(いかがわ)市周辺で、ふたたび起こる珍奇な事件!
探偵は事件を解決できるのか? それとも、邪魔をするのか?
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2009年(平成21年)に刊行された、架空の地方都市・烏賊川市を舞台に繰り広げられる本格ユーモア・ミステリ・烏賊川市シリーズの第5作です。
■プロローグ
■第一章 死体に捨てにいく
■第二章 クレセント荘にたどり着く
■第三章 不穏な空気が流れる
■第四章 川に死体が転がる
■第五章 アリバイが語られる
■第六章 それぞれが推理する
■第七章 両雄、あいまみえる
■第八章 砂川警部が意外な事実を語る
■第九章 犯人が罰を受ける
■エピローグ
■解説 石持浅海
妹の春佳から突然かかってきた電話… それは殺人の告白だった、、、
かわいい妹を守るため、有坂香織は事件の隠蔽を決意… 廃品回収業の金髪青年・馬場鉄男を強引にまき込んで、死体の捨て場所探しを手伝わせることに。
さんざんさ迷った末、山奥の水底に車ごと沈めるが、あれ? 帰る車がない……… 二人を待つ運命は? 探偵・鵜飼ら烏賊川市の面々が活躍する、超人気シリーズ第五弾。
鵜飼杜夫と戸川流平のコンビに二宮朱美という三人組のお惚け振りは相変わらず… 烏賊川市警察署側は志木刑事負傷のため砂川警部が単独で頑張っていますが、そこに、有坂香織と馬場鉄男という殺人事件に巻き込まれたコンビが加わり、てんやわんやの大騒動、、、
偶然、山中のペンション・クレセント荘で同宿することになった鵜飼等と香織と鉄男だったが、そこで新たな殺人事件が発生… 鵜飼等は香織と鉄男を疑い、香織と鉄男は鵜飼等を疑い、お互いが真相を探ろうと……。
香織の妹・春佳が起こした謎の女(山田慶子)に関する事件については、そんなことだろうなー と思っていましたが、その他の殺人や、そのトリックは意外なものでしたね… 終盤、真犯人を追い詰めるのは、刑事や探偵ではなく、山田慶子でしたね、、、
この終盤の展開も好みでした… 香織と鉄男が、死体遺棄で逮捕されつつも、明るい未来を感じさせる結末も良かったな。
これで烏賊川市シリーズの本棚ストックは全て読み終えちゃいました… また古書店で探してみようと思います。
Posted by ブクログ
トリックを考え疲れた頭に、底抜けに明るいジョークが叩き込まれてまた文章に引きずりこまれていきます。何度電車の中で「ぶふっ!」って、吹いてしまったか分かりません。
妹を助けるため、謎の女の死体を捨てる為に奔走する姉と巻き込まれた青年は、悪戦苦闘しながらも何とか死体を処理し山奥のペンションに辿りつく。しかし、そこで新たな事件に巻き込まれていく。そして、「密室シリーズ」でおなじみの鵜飼探偵と愉快な仲間達も、謎の依頼人の行方を追って(本来の目的はバカンス)山奥のペンションを訪れていた。それぞれの事件は豪快にクロスしていく。
東川さん特有の、小気味良いジョークの数々やテンポの良い話、そして予想外であり奇想天外なトリックが本書でも大健在です。特に今回は「遊び」が多く、緊張感高まる場面でも笑ってしまうようなことがありました。そんな緩急も合わせて、今までの鵜飼探偵シリーズでも屈指の破壊力と面白さがあります。
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