吾輩は猫である

吾輩は猫である

726円 (税込)

3pt

猫を語り手として苦沙弥・迷亭ら太平の逸民たちに滑稽と諷刺を存分に演じさせ語らせたこの小説は『坊っちゃん』とあい通ずる特徴をもっている。それは溢れるような言語の湧出と歯切れのいい文体である。この豊かな小説言語の水脈を発見することで英文学者・漱石は小説家漱石となった。(解説 高橋英夫・注 斎藤恵子)

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吾輩は猫である のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    毎晩スタバで少しずつ、3ヶ月以上かかってやっと読み終えました。

    (私にとっては2021年の読書10冊目)
    (読もうと思ったキッカケは、内田百閒先生が心酔していたから)
    (夏目漱石の作品なので、岩波を選んだ)

    全体の印象としては、登場人物ご一同さ、皆さん饒舌というか、多弁で、まぁよく語ること語

    0
    2021年10月20日

    Posted by ブクログ

    ラストにやられました。
    波があるようで波がない。猫視点の日常です。
    どう終わるのだろうと思って読んでいたら、驚きました。

    猫が可愛いです。猫が悟りを開いている感じです。

    少し分厚いので、薄い本が好きな人は少し読むのが大変かもしれません。

    ちなみに、私が初めて読んだ文学作品でもあります。

    0
    2021年04月16日

    Posted by ブクログ

    若い時に何度か読んだのでエピソードそのものはだいたい覚えているのだが、言い回しとか例えとか、文のスピード感などといったディテールが面白く、味わい深い。
    また、この最近の岩波文庫版はとても読みやすい。漢字の開きも、雰囲気を壊さない程度にとどめてあるし、読みの難しいものにはほぼ必ずルビがふってある。注も

    0
    2020年02月19日

    Posted by ブクログ

    この小説のはじめあたりで、吾輩が「言語道断」を「言語同断」と言っているのです。
    最初、誤植かと思いました。漱石ともあろう人が何故?
    やがて、ある時、腑に落ちました。
    これは猫が語っているのですよね、だから、これでいいのですね。

    0
    2019年01月28日

    Posted by ブクログ

    漱石のユーモアとトウェインのユーモアって似てる気がする。相手の主張をあえて受け入れてシニカルに考察するところとか。

    0
    2016年04月29日

    Posted by ブクログ

    名著、間違いなく名著。楽しく読めてしまうのにすごく深い内容。西洋の思想が入ってからの日本人の変化についての考察は本当に考えさせられた、というか烏滸がましくも同じようなことで悩んでいただけに、妙な感慨が…

    0
    2015年05月02日

    Posted by ブクログ

    夏目漱石といえば・・・
    と聞かれたとき、私は間違いなくこの作品を掲げるでしょう。

    猫視点で描かれる本作品は、当時非常に斬新でその後同形式の作品が多数出たという。
    私はそのような意味で本作品をお勧めしたい。

    時代に新たな風を吹かせるということは、ごく限られた人物にしか可能たらしめない。

    特に学生

    0
    2014年12月18日

    Posted by ブクログ

    漱石のデビュー作。
    意外に分量、内容ともにどっしり感が強かった。
    とはいえ娯楽小説なので、あまり難しいことは考えず、サザエさんでもみる気持ちで読むのが一番面白いと思います。

    0
    2011年01月04日

    Posted by ブクログ

    誰もが知っている日本近代文学の代表作。
    正直今まで読んだことがなかった自分がとても恥ずかしくなるほど面白く、唸らされる作品でした。
    近代日本社会を「猫」の視点から風刺した作品です。

    いつの時代でも生きている人にとって矛盾や問題はいくつもあります。
    もし現代社会に我輩(猫)が存在しているとす

    0
    2010年12月13日

    Posted by ブクログ

     吾輩は猫である。名前はまだない。

     この有名な書き出しは知っていても、読んだことはなかった。伊集院静さんの『ミチクサ先生』を読んで、この小説をどうしても読みたくなった。
     思ったよりもずっと分厚かったけれど(岩波文庫515ページ)、漱石のユーモア、風刺を交えた文章に引き込まれた。電車で読んでいる

    0
    2023年10月09日

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