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自宅のプールで謎の死を遂げた、世界的流行作家のジョー・コモリ。広告代理店社員の深田貴代美とプランナーの嶋元ミチルは、広告企画のために彼の人生を追い始める。やがて浮かび上がる無名画家の非業の死。二人の男を巡る狂気と妄執のドラマとは! 渾身の筆で小説の常識を打ち破った、著者最高の到達点。
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Posted by ブクログ
いつもの作風と違ってコミカルでサクサク読める、とても好きな作品だった。 登場人物は全員おかしい人ばっか、話の進み方もなるほどって感じ、フジコのイメージとは全然違う作品だった。 真里幸子さんの小説は、ちゃんと解決して完結するし、読んだ後に納得がいくから好き。
小説家ジョー・コモリと売れない画家岩代彰夫の死に関わる物語。コモリの死をきっかけに、彰夫の遺族や真相を探る人達の想い・思惑が絡み合う中、2人の過去が徐々に… ストーリーや語りが斬新で面白いのですが、真梨さんにしてはパンチが弱いかな?と。
ちょうど原田マハさんのリボルバーを読んだ後だったので、 なんだかゴッホとゴーギャンの関係性みたいだなぁー って思ったよー。 あと、ゴッホの弟のテオもねー。 無名の画家だった義兄の絵を集める母親。 その義兄には、有名な作家との交流があったようで…。 有名な作家は、謎の死を遂げて…。 真梨幸子さんの...続きを読む複雑に絡み合う感じというよりは、 淡々と話が進んでいくように感じちゃったなー。
うーん、真梨さんの小説は比較的タイプだったんだけど、これは全体的にパッとしないし、なんだろう‥、浅い感じがしてしまった。
彰子の母、久仁枝は売れない画家だった亡き義兄の遺作を集めるために日本中を駆け回る。 義兄が生きている時には、嫌悪感を露にし、仲が良い訳ではなかったので、彰子には不可解で仕方ない。 ただ、父と伯父は仲が良すぎるというか、幼い頃に両親を亡くし自分を大学にまで通わせてくれたという兄を、今度は自分が養って行...続きを読むかなければと思っていたようだ。 そんな売れない画家だった伯父と最近自殺したという有名な作家が親しかったという話が持ち上がり、妙な展開に。 真梨さんの女性特有のドロドロ感は少し薄めだけど、男性同士の微妙な関係もあって、わりと面白かった。 2019.11.18
2016年、7冊目は昨年も良く読み、年始にまとめ買いしてきた真梨幸子。 家電メーカーの派遣社員、岩代彰子、彼女の母・久仁枝は、久仁枝の意思で、伯父であるアマチュア画家、岩代彰夫の遺品を探している。一方、世界的流行作家、ジョー・コモリの死をきっかけに、広告代理店の深田喜代美、プランナーの嶋元ミチルは...続きを読む彼の空白の一年を追いかけるようになる。そこに関係していたのは、岩代彰夫であった。 四人の女性の視点を中心に、そして、もう一つ、イントロダクションで登場する、語りべ的◯◯の俯瞰的視点が絡み、物語は展開していく。 今作は、他の、真梨幸子流イヤミスとは、一味違う。真梨幸子が描く、女性特有の粘着質のドロリとした部分はあるものの、作品全体としての印象、読後感はソレ程重いモノではない。この辺が評価の分かれ目。個人的には、ストーリー展開のドライブ感、読者を引き付ける力は健在も、オチが少し弱いし、語りべ的◯◯が馴染めないという部分で、可もなく、不可もなくってトコロ。評価は★★★☆☆。 もちろん、タイトルの『クロク、ヌレ!』はローリング・ストーンズの曲からだし、ブライアン・ジョーンズの死も味付け的に使われている。ただ、それだけで手を出すコト、この作品だけで作家を判断するコト、それは避けていただきたいかな。
今まで読んだ真梨幸子の作品の中では一番ユーモラスではないかと思った。独特の人物描写はさすが。ただ物語の内容がいまいちピンと来なかった。ストーンズの曲、paint in blackの引用のされ方にも無理があったような気がする。
無名画家の人生を広告企画のために暴いていく、有名人との意外な接点や、不可解な殺人事件など・・・周囲のキャラクタが際立つ、著者がお得意のちょっとあぶない人達が登場する、壊れかけた人たちの扱いが上手い。
エキセントリックな名も無き画家の作品を集め始めた母に翻弄される娘。 この画家と昔同居していた、プールで溺死した有名小説家。 最近パッとしない広告プランナーは画家と小説家に目をつけ、広告企画に連動させるために二人の死を劇的な物語に仕立て上げようと奔走する――。 様々な人の視点から捉えられた事実が輻輳...続きを読むし、やがて決壊の後に収束していく。 この先どうなっていくのか、お話の着地点が全く読めず、とまどいながら読み進めていきました。 また、一人称と三人称が混在しながら展開していくので視点がころころ変わり、落ち着かなかったのですが、あやういけれど限りなくパワーのある語り口に翻弄されました。 話の方向性が錯乱してるし、ミステリとしては最後の数ページで急に答え合わせが始まるし、欠点もたくさんあると思いますが、人の僻み嫉みや悪意をえげつなくえぐり出し、他人の不幸を覗き見しているような感じで面白かったです。
いつもの真梨さんにしては毒が少ないかも。女のドロドロさが嫌な感じではなく、いい具合に感じられる話でした。
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