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話し上手な人というのは、ネタのおもしろさや話し方のうまさもあるが、質問がうまくて相手からおもしろい話が引き出せる、という面を必ずもっている。逆に質問がうまければ、自分に実力がなくても優れた人から情報が引き出せる。話す内容をおもしろくするのは難しいが、質問は鍛えれば誰でもうまくなる、すなわち技化できるものなのだ。谷川俊太郎、河合隼雄、村上龍、黒柳徹子、ダニエル・キイスなどの対話名人から学ぶ技。
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Posted by ブクログ
高度なコミュニケーションの手段である、質問力についての解説書 齋藤氏は、冒頭で、日本人のコミュニケーション能力の低下をなげいている。 そのコミュニケーション能力を高める方法として、「質問力」を挙げている 逆説的に、「質の高い質問をつねに相手に発していく厳しさがなければコミュニケーション力はなかなか上...続きを読む達しない」と述べている。 本書の主旨は、「コミュニケーションの秘訣は質問力にあり」である。 心に残った言葉は次のとおりです。 ・質の高い対話の例をたくさん分析し、なぜそれがすぐれているのかと見抜く目を養うこと ・自分が素人でも、質問の仕方によってすぐれた人からおもしろい話を聞き出すことができる ・人間が成長していくためには、自分よりすぐれた人と対話するのがいちばん早い ・日本では考えて質問するという、当たり前のことが意外に習慣化されていない ・いい質問のキーワードは、具体的、かつ本質的というものである。 ・質問力のなさを決定づけるのは勉強不足である、相手に対する情報がなければいい質問はできない ・相手が言ったことに対して、どうしてか?と聞き、その答えに対して、わかるよと受ける段取りは共感系の基本作法である。 ・一つでもインスピレーションを得ることができれば、コミュニケーションは完全な成功である。 ・結果について聞くより、経緯について聞いたほうが得るところが多い ・テーマをもった質問はコミュニケーションを深める可能性が高い ・相手が苦労している事柄で表に出にくいポイントに関して聞くのは有効な方法である。 ■ゾーン ・ストライクゾーン:自分も聞きたいし、相手も答えたい ・子どもゾーン:自分は聞きたいが、相手は答えたくない ・気配りゾーン:大人ゾーン、おべっかゾーン:自分は聞きたくないが、相手は答えたい ・聞いてみただけゾーン:自分も聞きたくなし、相手も答えたくない ・具体的な事柄を聞きながら、本質的な事柄に迫ることができるか、具体的かつ本質的な質問力のゾーンとなる。 ・質問とは思いつくものではなく、練り上げるものである。 ■技 ・うなずきと、あいづちの技 ・自分と相手の呼吸を合わせる技 ・おうむ返しの技 質問にならないよう語尾を上げずに繰り返す ・言い換えの技 自分の言葉で相手の言葉を言い換える ・引っ張ってくる技 相手の言っている本質を掘り下げる ・構え作りの技 相手の好きなものにちうて先ずかたって気分をよくする ・ずらす技 抽象的な話が多くなったら、具体的な話へ、具体的な話が多くなったら本質的な話にもっていく ・相手とコミュニケーションをとるためには、まず、身体の次元で寄り添って話をするのが基本 ・その人間がいちばん力を入れている部分をしっかり認める ・相手のいったことに対して、それは別のこれと似ていますかと質問するのは質問の王道である ・相手の劇的な瞬間についえは、人は熱く語る ■エピローグ おなじ質問をしても、答えがちがうのはなぜか、孔子と弟子との対話 ドストエフスキー カラマゾーフの兄弟での、キリストへの悪魔からの3つの質問 というなぞかけで本書はおわっています。 目次 プロローグ 第1章 「質問力」を技化する 第2章 いい質問とは何か 座標軸を使って 第3章 コミュニケーションの秘訣 ①沿う技術 第4章 コミュニケーションの秘訣 ②ずらす技 第5章 クリエイティブな「質問力」 エピローグ ISBN:97844804219515 。出版社:筑摩書房 。判型:文庫 。ページ数:240ページ 。定価:480円(本体) 。発売日:2006年03月10日
中田敦彦さんのYouTube大学からの本。 質問力はセンスじゃない、磨けば伸びるという言葉の通り、授業の後に購入して読んでみると本当にわかりやすい。 ・質問の質を上げるために ①具体的×本質的、②自分の関心×相手の関心、③過去の経験×現在の文脈という分布を座標で表わし、質問の質を上げる。 ・良い質...続きを読む問をするためのテクニック →相手の好き・苦労・変化に寄り添う。そのために相手の事を勉強し、準備する必要がある。 というように誰でも出来るメソッドを紹介していて、しかもそれが約230ページという薄い本の中にこれでもかと濃密に書かれているのがとてもタメになるなぁと思いました。自分も出来るだけ多くの人にこの方法を試して質問の鬼になりたいです。
頁が進むにつれレベルが高いというかマニアックというかそこまでする必要あるの?と感じてしまった。レベルの高い人と会話するときは気をつけないとね。賢い人は良い質問をする。質問内容で程度がバレてしまう。
対談集から質問力を学ぶというのは新鮮だった。これまであまり対談集は読んだことがなかったが、読んでみようと思う。結局何事も準備次第。
相手から面白い話を聞き出すための技「質問力」について、インタビュー記事例をもとに解説した本。どのようにすればその会話が楽しくなるかは、いかに気の利いた「質問」ができるかに言い換えることが出来るという。 座標軸の説明は分かりやすく、「本質的かつ具体的な質問」を会話で意識したいと思いました。また、相...続きを読む手に関する情報や知識がないと会話が盛り上がらないのは当然で、常日頃から興味や知識のアンテナを張り巡らせておくことも重要であると感じました。
1.なんとなくタイトルに惹かれてしまい購入しました。 2.質問する力はコミュニケーションの基礎と言えます。人のことを知りたいから何でも聞くというのでは大人のコミュニケーションとは言えません。自分と相手の関心を捉えること、相手が今までやってきたことをクリアにすること等、質問することで様々なメリットを...続きを読む生み出してくれるのが良い質問の基本的な条件となってきます。友人同士や好きな人同士では繋がりやすくなっている世界だからこそ、自分とは違うジャンルの人たちで意思疎通をする能力が問われてきます。 本書では、質問するうえでの注意事項を挙げたうえで、良い質問をしていくためのトレーニング方法を紹介しています。 3.何となくの気持ちで読んだ本ですが、かなり面白かったです。「質問は考えてするもの」と言葉ではわかっているものの、いざ取り組んでみるとかなり難しいものです。自分の興味が優先してしまい、後になって何も繋がらないという結果を散々経験してきました。 中でも印象的だったのは「質問は網、しっかり作っておけばいい魚がとれる」という言葉です。この言葉で自分の質問がいかに相手にとって返しづらくなってしまっていることに気づきました。質問は常に「話題を広げるため」ということから意識して明日から取り組みます。
この本には質のいい質問が含まれた対談が多く載っており何がいい質問かを認識する事が出来る 面白い,真似してみようと思ったのは客観的な事は青と赤でメモを取り質問など主観的な事は緑で書き留めておくというもの 質問にも準備が必要だとこの本でしっかり学べた 相手をよく知り相手の文脈に合わせた質問をする人は少な...続きを読むい これからは質問を意識しながら会話を聞いて質問力を少しずつ自分のものにしていきたい
とにかく引用されている対話が面白い。引用に知性と先達への感銘が溢れている。 対話本の楽しみ方、読み解き方の指南書として楽しめた、と書こうと思ったら、後書きで同じ旨を著者が述べておられた。おそれいりました。
自分がしたい質問ばかりではなく、相手が答えたいことも考える。現在の文脈に添いつつ、過去の自分と相手の経験を絡ませながら話を展開していく。 今まで、話を答える方にしか注目していなかったが、本当は質問する側によって話の面白さが決まるというのは目から鱗だった。 これから人の対話を聞くときも質問している側に...続きを読む注目して聞くことも面白そうだと思った。
良い質問をすれば親密になるが、悪い質問をすれば嫌煙される。 質問をする際には、可能ならば相手に対する知識をあらかじめ仕入れておく事。相手が重んじている部分を見抜く、または、相手の経験世界を絡めて質問をすると、パワーのある答えをもらえる。 文中で出てきたゾーン判定表に質問を当てはめて、質問のスクリー...続きを読むニングから始めてみます。
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質問力――話し上手はここがちがう
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齋藤孝
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