ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
ルサンチマンの泥沼の中で「神」や「超越的真理」へと逃避するのか、あるいは「永遠回帰」という「神聖な虚言」に賭け、自らの生を大いに肯定するのか? 二十世紀思想最大の震源地であり、今日もなお、あらゆる思想シーンに絶大な影響力を誇るニーチェの核心を果敢につかみ、さらに未来へと開かれた可能性を大胆に提示する、危険なほどの刺激的な入門書。
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
今までの読書ではないくらい精読をして挑んだ。 ニーチェは聞き覚えのあるキラーワードがたくさんあり、且つその言葉それぞれが力強く既成の概念をぶち壊してくれるような期待感は常々ありました。 徹頭徹尾人間自身の「生」にフルベットしている思想だ、そこには胡散臭いものに一切与しないかっこよさがある。よもすれ...続きを読むばルサンチマン的境地に陥りやすい世の中だけど、心の片隅にニーチェを潜めながら生きていきたいと思う。
ニーチェに興味を持って本書を手にとった。 著者の解釈を交えた解説がわかりやすくてよかった。いきなり原著を読んでいたら理解できずに途中で挫折していたと思う。
真理は醜い 事実なるものはない、ただ解釈だけがある キリスト教はルサンチマン 認識論は弱者の論理 知や認識と権力が結びつくことの失敗。マルクス。 弱者にとって必要なのは、妬みではなく憧れ。 強者にとって必要のなのは、奢りではなく励まし。
なんという本だろう。衝撃を受けた。今までニーチェと言えば「神は死んだ」といったフレーズだけでろくに理解も(今も理解はしていないが)しておらず素通りしていたがそれは大間違いだと気がついた。 ニーチェの指摘したヨーロッパの病理がまさかキリスト教という宗教から生まれていたことや、真理を求めるといった普遍的...続きを読むに正しいと思われるような姿勢が逆に人間の弱さといった部分を、まさにルサンチマン的な態度であるということは衝撃を受けた。ルサンチマンやニヒリズムといった概念は薄く知っていたが、それが今現在の社会において特に色濃くなっているところにニーチェが指摘した病理の深さが図られる気がした。徹底したニヒリズムの先にある力への意思というものがなく、安易に何か絶対的なものや主導してくれるものに飛びつく様はトランプなどが人気になってしまう要因なんだと理解できた。しかしニーチェをこの本で学んだが、永遠回帰の部分と力への意思の部分は難解であり未だ咀嚼しきれていない。今度は道徳の系譜にチャレンジさしてみたいと思う。
ある企業の経営者が影響を受けた本との事で興味を持ちました。2001年宇宙の旅よく分からないままでこの歳になってしまいましたがこれでやっと分かりました。現在の混沌とした世界情勢を考えるうえでも役立ちます。
落合陽一が落合信彦に「ニーチェを読んでないヤツとは話ができねえな」と言われた、という話を聞き、ニーチェを読んでみようと思った。 が、いきなり「ツァラトゥストラ」なんかに手を出しても理解できないかも、と思い、この入門書を読むことにした。 一言で感想を書くならば、 「ニーチェすげぇ!」 といったとこ...続きを読むろ。 著者の解釈が正しいのかどうかわからないが、自分がなんとなく考えていたことを言語化しているところがすごい。 ルサンチマン思想の批判や、絶対的理念の否定など、よくわかる。 そうだよね、と納得できるし、19世紀にこの思想を打ち出した感性が素晴らしすぎる。 理解できる人は少ないかもしれないが、みなニーチェを読むべきだな、と思った。 ということで、次は「ツァラトゥストラ」にチャレンジしようかな。
十牛図、ユングの錬金術にも通じて一味違う哲学。ラクダ、ライオン、子供。整体の世界でも言われている身体は何でも知っている、最後に残るのは身体だけ。今まで超人思想を誤解してました。いつの世の中を切り取っても同じような金太郎飴的な世界観が見える。一休宗純も似たような考えだったかなという感じ。ルサンチマンと...続きを読むは努力しない弱者の言い訳、その克服にたどり着いた答えは身体。とは言え文明は身体を弱体化する方向に進みがちにも見えるし、身体の可能性を拡大しているようにも取れる。その振り幅が大きくなっているのかもしれない。超人と弱者を分けるのは永遠の小さな違い。プロ野球選手でもその小さな差で一流と二流に分かれるのだと、かつて野村克也氏の本でも読んだ次第です。
ニーチェ思想の精髄を分かりやすく伝えてくれる。 「力」強い、前向きな思想であることがよく分かった。
善きものを求める人こそニーチェを。鍛錬なき、反省なき哲学はないのだ。 時代と歴史にまみれた自分という存在をニーチェは、鍛える。 木田元の反哲学もニーチェが転回点だったが本書は、哲学だけでなく、人間が生きる上で、転回をもたらす本である。 隣人愛(宗教)、真理(学問)の反人間性を乗り越えるために。...続きを読む浅いニヒリズムでとどまらないために。
ここまで切れ味鋭い問い(ルサンチマン、永劫回帰)を立てた人だとは知らなかった。一方、問いに対する答え(超人思想、力への意志)の質は決して高くないように思う。それでも哲学史上でこれだけの地位を占めているのだから、問いの質というものがいかに大事かを分からせてくれる好例。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
ニーチェ入門
新刊情報をお知らせします。
竹田青嗣
フォロー機能について
「ちくま新書」の最新刊一覧へ
「学術・語学」無料一覧へ
「学術・語学」ランキングの一覧へ
完全解読 カント『実践理性批判』
完全解読 カント『純粋理性批判』
完全解読 フッサール『現象学の理念』
完全解読ヘーゲル 『精神現象学』
言語的思考へ 脱構築と現象学
ゴーマニズム思想講座 正義・戦争・国家論 自分と社会をつなぐ回路
試し読み
新・哲学入門
自分を活かす思想・社会を生きる思想 思考のルールと作法 対論
「竹田青嗣」のこれもおすすめ一覧へ
▲ニーチェ入門 ページトップヘ