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Posted by ブクログ 2023年10月07日
「パラサイト・シングル」の中には私ももちろん含まれるし、「親に寄生してるのをいいことにリッチな生活を送る独身者」という表現を何度も読むことになった。
19年ほど前の本だけど、私の行動原理についてはほぼ予言されていた。
つまり未来に希望を見出せない人間は未来と向き合う苦しみから逃れようとし、逃避す...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月20日
リスク化と二極化の話。1990年までが安心社会だったが、以降自由主義的な「自己選択、自己責任」の概念が浸透。自己責任の時代は当然、リスクを伴う。いわれてみれば、ではあるが、自分が選択するだけではなく、他者からも選択されるという「おそろしさ」を改めて感じる。
1998年問題、という変曲点は、極めて興...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年06月06日
大学時代にこの本を読んだ時、衝撃を受けました。
若者が社会的弱者になる?まさか、、、、な。
でも、やたらに説得力があったのを覚えています。
今、読みかえしてみても、著者の指摘は、ほぼ当たっています。
というか、若者を取り巻く環境は、当時よりも、
現在の方が、より深刻さを増しています。
未来に希望を持...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年12月31日
(2007/4/19)
これは,おもしろい!
希望格差社会ということばは,家族社会学の研究者である筆者の手によるものですが,
筆者は,,現在存在する格差は,所得の格差による直接的なものというよりかは,未来に対する主観的な希望における格差だと主張する.
豊富な統計資料を基に,かといって,データ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年08月28日
玄田有史著「希望学」で山田昌弘の名前があがっていたため、読んだのが本書。
「希望学」は学問的に成熟していないためか、イマイチだったが、本書はかなりいい!まず著者が非常に切れる。しかも勉強家。多くの文献を引きながら説得力のある論を展開する。以下はこの本のポイント。再び精読することを誓う。
現代はリス...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年07月05日
パラサイトシングルなどの造語でも注目される社会学者の著作。
大学での講義を肉付けしてまとめているが、社会学者らしいデータからの読み取り、及びその原因追及などが非常に良くできている。
90年代までの高度経済成長の仕組みは崩壊して、様々な「リスク化」「二極化」ができていると著者は述べている。そのこと...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年09月03日
「リスク化」と「格差の拡大」の共犯が本書のテーマ。その結果、若者のあ間にやる気の格差(インセンティブ・ディヴァイド)が広がっている。
ここでいうリスクとは天災、戦争、テロリズムのことをさすのではない。「みずからの選択の結果生じる可能性のある危険」である。リスク化とは、好むと好まざるとに関わらず「自己...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年03月05日
「昔は良かった。今の若い者は…」という世代に読んでほしい本。
確かに、昔と違って人生のあらゆる場面(仕事、結婚)において、不確実なことが増えた。
でもそれは、選択肢が増えたこと、自由の裏返しでもある。
昔は、受験勉強を頑張って、高学歴になれば、自動的に豊かな未来を手に入れることができた。 ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月10日
従来の教育の視点と、本書の教育の視点どちらがいいのかもう一度立ち止まって考えたい。教養を身につけることの意義とは?手段としてだけ考えることは果たしていいのか。人間性の向上の本質的な価値とはなんなのか。
日本の教育システムであるパイプライン・システムのデメリットばかり強調されているようにいつも感じて...続きを読む
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