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Posted by ブクログ 2014年09月11日
尾辻克彦の名で芥川賞を受賞した著者が、身の回りのものを題材に、奇想を展開しています。
雑誌『現代詩手帖』に連載されたとのことですが、とくに「電球」の項などは詩的に感じました。たとえば次のような文章があります。「おかしいですよね、電球というのは。あの電線のビリビリが溜まり溜まって垂れ下がった、雫のよ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月09日
『トマソン』で有名な赤瀬川原平の初期のエッセイにシュルレアリスティックなイラスト付きで。
大分に疎開した小学校時代の赤瀬川少年は、おねしょが治らず修学旅行にも行けなかった。おねしょによって、少年のネル場所だけ、畳が変形してしまうほどに。
赤瀬川原平だから、愉快なエッセイに違いないと決め込んで読み...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年11月03日
赤瀬川原平さんの子ども時代の思い出が、物の思い出と共につづられているエッセイ。
戦後くらいの話を1970年代の『今』にふりかえって懐かしんでいるのだが、読んでいる私がいるのは2010年。もはや『今』がすでに懐かしい。私が産まれた頃である。さらにその前となると、思い出話というよりも、おとぎ話を聞いて...続きを読む
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