戦中派虫けら日記――滅失への青春

戦中派虫けら日記――滅失への青春

1,155円 (税込)

5pt

5.0

昭和17年戦時下、20歳の山田風太郎は日記を書いておこうと思い立つ。「日記は魂の赤裸々な記録である。が、暗い魂は自分でも見つめたくない。(略)しかし嘘はつくまい。嘘の日記は全く無意味である」戦争のまっただ中、明日の希望もなく、精神的・肉体的飢餓状態にある1人の青年がここにいる。

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戦中派虫けら日記――滅失への青春 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    戦後から見た戦前の暗い抑圧された時代とは異なる現代と大きくは変わらない日常。戦争に巻き込まれる庶民、現代にもあり得ることを教えてくれる、戦中の貴重な一次資料。

    昭和17年11月25日から昭和19年12月31日まで。筆者20歳から22歳の日記。
    家を飛び出した天涯孤独の青年。軍需工場で働きながら大学

    0
    2020年02月20日

    Posted by ブクログ

    再読
    『戦中派不戦日記』に先立つ昭和17年から19年の日記
    日記は公開を目的としたものでなくとも
    読まれることは意識しているのでそのまま本当ではないにせよ
    ちょっとしたどうでもよいようなところの集積に
    その時代が映し出されて心地良い
    いつの時代もひとの変わらなさゆえに
    それぞれの時代が価値深い作品

    0
    2018年10月19日

    Posted by ブクログ

    山田風太郎さんの日記。昭和17年(1942年)11月から昭和19年(1944年)12月までの日記である。大東亜戦争まっただ中の日本がどんな様子だったのかを知ることができる。昭和20年(1945年)~の日記も出版されているようだ。

    0
    2018年10月17日

    Posted by ブクログ

    一庶民の視点から見た、太平洋戦争中の日本の描写と感慨であり、貴重な史料である。山田が有名にならなければ世にでることはなかっただろう。

    0
    2014年10月06日

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