恋愛論

恋愛論

1,045円 (税込)

5pt

4.0

恋愛――人生で一度は心を奪われる、このあらがいがたく不思議な力はなんなのか? 恋が過ぎ去ったあと、そのリアリティが失われるのはなぜなのか? 「恋愛」がもつ意味とは? プラトン、ゲーテ、ドストエフスキーらの格闘の軌跡を辿り、永遠不滅のテーマ「恋愛」を哲学する。人間の「実存」に新たな光をあたえた名著。

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恋愛論 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2016年12月14日

    メモ

    現実とはむしろ自分が自分に付け加えようとしたロマン的幻想が他人との関係の中で剥ぎ取られる不断のプロセスでありそこで人間が思い知っていく可能でないことの動かしがたい秩序のことなのだ
    だから生活感情のリアリズムとはいわば無数の心の傷の記憶の累積だと言える
    22

    ある欲望の視線において取り換え...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年08月28日

    過去の文学名作品の批評的考察から恋愛についての本質に迫っていこうと試みられた作品。恋愛が元になっているので、フィクションが元になっているということで、それで人間の本質にというのは、なんとなくしっくりこないところではあるが、小説もまた人が作り出すものということから考えれば、これも人の諸相を示す一つの出...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年07月02日

    2017.6.1
     ロマン性に関する著者の議論は他の本でも何度か読んだことがあるんだが、どうもピンとこない。自分が惚れた相手に対して、ある種の理想が現実において再現される可能性を見ている、というが、恋した時のあの感覚を、ドキドキを、そういう風に説明できるのよく分からない。しかし、じゃなんと説明すれば...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年11月30日

    相手のことを想って胸を焦がすような「恋愛」という体験の意味を、実存的な観点から解き明かそうとする試みです。

    われわれは恋から醒めた時点から振り返って、プラトニックな愛にのぼせ上がって「現実」が見えていない状態だったと考えたり、あるいは恋愛の本質は単なる肉の欲望であり、それを「恋愛」を呼ぶ人は事実を...続きを読む

    0

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