からだを読む

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825円 (税込)

4pt

自分のものなのに、人はからだのことを知らない。からだの中を見るなんて、とんでもないと思っている。そのくせ「人体はよくできていますね」などと言う。よくできているのなら、なぜ喉にモチを詰まらせて死んだりするのか。生きるために必要な食べるという行為によって、これまた不可欠の呼吸を妨げて死ぬ。そんなバカなことがあるものか……。口からはじまって肛門まで、知っているようで知らない人体内部のディテールを多彩な図版とともに綴った医学エッセイ。養老流解剖学入門。

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からだを読む のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    口から肛門までを解剖学者が一つ一つ説明した本。
    口から肛門までは一つの管であり、解剖学的に分けてももともとは一つのものともいえる点が面白い。すなわち、解剖学の歴史は、解剖するごとに器官に名前を付けてきた点で、分節の歴史といえる。

    また、著者の思想が一般的なものの見方に別の切り口を投げかけている様子

    0
    2021年03月10日

    Posted by ブクログ

    全体的に満足ですけど、特に舌、口、喉あたりの章がすっごい面白かった!鏡を片手に読みましたよ。自分の物を食べながら読んだときもあって、そのときは舌の動きを意識しながら食べましたよ。養老さんがやってみろ、と言うことはやってみましたよ。私も人間の体はよくできてるな〜とか思っていたタチなんで、気道と食道につ

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    養老さんの新書の中で一番面白かった。からだを解説しつつ、だから人間はこういう風にしかふるまえないんだなぁとということが学べる。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    高校生物や医学系の解剖学の基礎知識程度が無いと読解するのに少し何がありそうな気もする。
    予備知識のない人が咽頭だの腹膜だの門脈だのと言われて、簡単な説明だけでその場所や働きをすぐにイメージできるだろうか?

    ある程度、解剖学や生理学や生物学の知識があり、それらについて少なからず疑問を持っている人にと

    0
    2023年02月02日

    Posted by ブクログ

    養老さんの本は、学術的なんだけども分かっていることだけをつらつらと述べるわけではなく、分かってないことは分かってない、少なくとも自分は知らないということを正直に書いてくれているので自分には非常に面白く読める。

    解剖の教科書にも同じようなことが書いてあるかもしれないが、そこには判明していることしか書

    0
    2012年10月11日

    Posted by ブクログ

    解剖学が専門の養老孟司氏が、口〜肛門までの消化器官を解説した本。
    病気になれば別だが、自分の体であるにも関わらず普段は全く意識しない体の内部。
    それを新書レベルでわかりやすく解説されています。
    読んでみて、初めて知った事実も多く面白かったです。
    現代医学では、こういう構造になっているということはわか

    0
    2013年08月09日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    自分のものなのに、人はからだのことを知らない。
    からだの中を見るなんて、とんでもないことだと思っている。
    そのくせ「人体はよくできていますね」などと言う。
    よくできているなら、なぜ喉にモチを詰まらせて死んだりするのか。
    生きるために必要な食べるという行為によって、これまた不可欠の呼吸を

    0
    2014年10月30日

    Posted by ブクログ

    消化器系のお話。
    分子レベルにまで分解しないと体に取り込めない(タンパク質→アミノ酸、多糖類→単糖類)、消化器管は体の外だ。。。
    完全に分子レベルにまで分解して取り込むなら、安全ですもんね。よくできてる。
    なのに、アレルゲンを食べるとアレルギーを起こすことがある・・・おもしろい。

    「分子レベルに分

    0
    2020年05月08日

    Posted by ブクログ

    身体について、解剖学の検知から養老先生が解説してくれています。
    身体の口から内臓、腸にいたり肛門につながる各部分をそれぞれ解説しています。

    0
    2015年04月20日

    Posted by ブクログ

    養老孟司が、専門である解剖学について一般の読者に向けてわかりやすく解説した本です。

    最初に、解剖学では実体のない「口」という用語を、正式には置いていないことに触れて、人体の各構造を分解し名づける解剖学という学問における言葉の問題に説きおよんでいるのは、この著者ならではという気がします。

    そのほか

    0
    2024年04月20日

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