世界記憶コンクール

世界記憶コンクール

638円 (税込)

3pt

ある日、萬朝報に載った『記憶に自信ある者求む』という求人広告。昔から見た物を瞬時に覚えてしまう力に長けた博一は、養父の勧めもあって募集に応じ、見事採用となった。高い給金を受け取りながら、大学教授から記憶力の訓練を受けていた博一だが、あるときから教授と全く連絡が取れなくなり、友人の高広に相談を持ちかけたところ――(表題作)。明治の世に生きる心優しき雑誌記者と超絶美形の天才絵師、ふたりの青年の出会いをはじめ、明治の世に生きる人々の姿を人情味豊かに描いた5篇を収録した作品集。〈帝都探偵絵図〉シリーズ第2弾。

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世界記憶コンクール のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年09月05日

    シャーロック・ホームズが縁で知り合ったふたり、という前提を思い出させるような第2巻。
    1巻同様にふたりが中心となった日常の事件を解決していくのかと思いきや、1巻で登場した人物の視点で描かれる作品あり、時系列の異なる作品ありで動きがあって面白い。
    まだ親しくなる前のふたりも描かれるこの巻で、恵少年から...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年09月06日

    高広と礼の出会いの話とか高広の義父の話など時系列的には前作よりも前の話が入っていたり、恵の話は時系列的には前作よりも後のものなど入っていたりと、時系列は飛びますが、あまり気になりませんでした。
    特に高広の義父の話や恵の話は殆ど高広は出てこなかったりするのですが、私は高広や恵が出てこない事にイライラす...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年08月05日

    恵と、その友人幸生の物語が一番好きかな。
    全体的に、優しい風がふいているような物語群。


    でも、この人の文章・・・私、時々見失いそうになるんだけど、
    私の読解力が低すぎるのかな?
    よく、遡って読みかえしている^^;

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    Posted by ブクログ 2013年02月28日

    話は相変わらず面白いし、雰囲気も好きなんですけどやっぱり文章がちょっと読みづらいなあというのが残念です。
    でも登場人物は皆魅力的で、好きです。

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    Posted by ブクログ 2012年08月29日

    前作のぎこちない感じが抜けて、いろんな視点からの帝都ミステリー。
    あんまり深刻にならないのは良さかな。とっても人情的。
    前のを読んだときは現代ミステリ寄りだと思ったんだけど、古い用語を使い倒した回りくどさが時代小説っぽい。でもまだ次作も読みたい。

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    Posted by ブクログ 2012年07月19日

    てっきり主人公固定と思いきや前作と違い主人公と時系列が1話毎に変わるので、また違った面白さがありました。巻末の解説にもありましたが、里見&有村シリーズではなく帝都探偵絵図だから帝都の人ならだれでも主人公になりうるって感じなんですかね

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    Posted by ブクログ 2012年06月18日

    静謐で、それこそ竹のようにすっと背筋を伸ばして
    凛と冷えた空気が流れ

    小説って作者による音楽がずっと奏でられているものだけれど
    このシリーズでは音のない音楽があって
    登場人物の動作による音しかきこえない。

    あと風景の音と。

    風であったり舗装されていない土の上をゆく足音や
    大八車、紙に鉛筆を走ら...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年05月24日

    シリーズ2作目。
    今回のテーマは親子の恩讐という感じか。
    文庫化で追加された5話以外は親子関係が物語りに深く根ざしている。


    『世界記憶コンクール』
    一目見ただけで文章を覚えることが出来る質屋の息子。
    父に勧められ、新聞広告の求人に応募し記憶力を鍛える訓練を受けるが、その内容がいかにも怪...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年02月04日

    最初の作品とは視点を変えた作品が集められている
    欲張りな一冊になっているかな
    2冊目から読んでもいいかも

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    Posted by ブクログ 2012年05月23日

    明治が舞台の『帝都探偵絵図』シリーズ第二作。作品のイメージと表紙絵が見事に一致しているので、表紙買いしてもOKな作品です。
    美しくて清廉、人情味が溢れるミステリというより、もはや群像劇。
    今回は高広の養父の過去話が出てきたり、前作のあのキャラが主役になったりと、『帝都探偵絵図』シリーズの世界が一回り...続きを読む

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