「科学者の社会的責任」についての覚え書

「科学者の社会的責任」についての覚え書

880円 (税込)

4pt

4.3

科学の発展は、科学では解決できない問題を生み出す歴史でもあった。本書は平和を希求する科学者の集まり、パグウォッシュ会議に触発されて書かれた。会議の姿勢は評価しつつも、科学の発展そのものが文明や人類を破壊しうるという認識が科学者の側には足らないと指摘する。二十世紀を代表する批評家が遺した警世の書。

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「科学者の社会的責任」についての覚え書 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2012年08月10日

    この本を手にするきっかけとなっているのは、加藤尚武(ひさたけ)氏の『現代倫理学入門』の最終項--15科学の発達に限界を定めることができるか--の中で、レイチェル・カーソン『沈黙の春』の一文を引用し核兵器に関する科学者の責任について語っていたのが始まりです。

     昨年の福島原発事故以来、反原発と声高々...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年01月14日

    これは素晴らしい。

    唐木氏がまだご健在で、福島原発の事故や極端なまでに自動化が進む現代社会を目の当たりにしたら、どういった意見を述べていただろうか?興味は尽きない。

    引用がかなり多い印象を受けた為、限りなく★5つに近い★4つ。

    0

    Posted by ブクログ 2014年03月02日

    原発に関する言説をもって吉本隆明は産経に大きな追悼を贈られメデタシメデタシであった。しかし、唐木順三の節義はそれをゆるさないだろう。許さないのは古来文学だけだった、文学は決して許さなかった、ということを改めて感じさせてくれる。

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