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落語史の泰斗が描く、話芸400年の軌跡!
「落語ブーム」と言われはじめて7、8年。中堅・若手落語家のなかにも、将来が楽しみな逸材が目立つようになりました。落語の前途は安泰に見えますが、果たしてどうでしょうか。
落語は、演じ手だけで成り立つ芸ではありません。いつの時代も、落語には必ず聴き手がいて、聴き手の感覚が変わることで、落語そのものも変わってきました。落語には、「優れた聴き手」もまた、不可欠なのです。
本書では、芸能史研究60年という著者が、戦国末期から現代まで、約400年の落語の歩みを一望。豊富な資料をもとに、「落語のようなもの」の誕生と発展、圓朝による「近代落語」の成立などを平易に解き明かします。さらに、いつも話題を呼ぶ「真打制度」の変遷や、人情噺/滑稽噺の精確な区分、寄席の看板の種類と意味など、長年のファンにも興味深いコラムを満載。笑いを主体としながらも、ただ笑わせればいいというものでもない、伝統を背負った話芸の深みに触れることができます。
昨今のブームで落語にハマった人から、ホール落語の常連さんまで、すべての落語ファン必携、座右の落語史です。
Posted by ブクログ 2017年10月04日
「落語の履歴書」山本進さん。小学館。2012年。
これまた、ついふらっと買ってしまった、「落語雑学本」。申し訳ないけれど大きな期待もせずにふらふらっと読みました。
まあつまり、駆け足の「落語通史」です。
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毎度思うことは、「秀吉の話し相手が噺家の元祖だ」とか、「江戸初期のだれだれが始めた」な...続きを読む
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