陰謀史観
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陰謀史観

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誰が史実を曲解し、歴史を歪めるのか? そのトリックは? 動機は? 明治維新から日露戦争、田中義一上奏文、張作霖爆殺、第二次世界大戦、東京裁判や占領政策、9・11テロまで、あらゆる場面で顔を出す「陰謀史観」を徹底検証。またナチス、コミンテルン、CIAの諜報や、ユダヤなどの秘密結社、フリーメーソンと日本の関係も解明する。日本史に潜む「からくり」の謎に、現代史研究の第一人者が迫る渾身の論考。

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陰謀史観 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2012年04月21日

    第一次・第二次世界大戦における陰謀史観を検証した本。前半はアメリカでたびたび出てくる昭和天皇を戦争の「元凶」とする仮説で、後半は主にソ連やコミンテルンの「陰謀」とする言説を取り扱う。現在まかり通る(そして、今後もまかり通るであろう)陰謀史観に対抗する知識や姿勢を身につける上では必読。

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    Posted by ブクログ 2018年01月08日

    ラストに陰謀論を見抜くレクチャーが載っているが、著者である秦教授自身が、まさに本書の中で陰謀論を信じこませるための手法を使っているのには、苦笑せざるを得ない。

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    Posted by ブクログ 2016年03月02日

    陰謀史観の発生と変遷を日米関係を機軸に分析した良著。その線上で、中西・藤原・田母上あたりの論考を陰謀史観に基づくものと、簡潔な論考で一蹴。
    愛国史観が好きな方は一読しておくとよろしいかと。

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    Posted by ブクログ 2015年10月03日

    秦氏の余技の範疇のテーマだと思ったけれどやはり読めば面白い。イデオロギー全般に対する醒めた態度と好事家的なスタンスである。

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    Posted by ブクログ 2012年11月12日

    陰謀史観ちゅーのはね、と・・・
    著者は・・・
    『身のまわりに不思議な出来事が起きる。
    もしかしたら、それは偶然ではなくて、何かの陰謀、<彼ら>の企みではないだろうか。このような考えを陰謀史観という。
    この、見えない<彼ら>は、神であるかもしれず、悪魔であるかもしれない。
    <彼ら>として、ユ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年11月07日

    いつの時代も疑心暗鬼になると、歴史上に陰謀史観がでてくることが多い。本書は特に近代以降のアメリカとの戦争前後の関係、コミンテルンなどの陰謀と言われることについて検討し、述べている。

    著者によると、「特定の個人ないし組織による秘密謀議で合意された筋書の通りに歴史は進行したし、進行するだろうという見方...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年07月07日

    陰謀論というのは実に便利な論法だと思う。
    なぜなら加害者であっても被害者のふりができるから。

    しかも証拠は、ほとんどいらない。

    いや、証拠が全くないケースでも
    「これに関する証拠が全くない事が逆に証拠となっている」
    などと言う事ができる。

    最近、逮捕された指名手配犯がかつて所属していた某宗教団...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年05月31日

     張作霖爆殺はソ連の仕業,ルーズベルトは真珠湾攻撃を知っていた,世界はユダヤ人やフリーメーソンに操られている…。こういった近現代史を捻じ曲げる臆説の数々を紹介し論駁を加えた好著。世に陰謀論の種は尽きない…。
     著者の定義によると,陰謀史観とは,「特定の個人ないし組織による秘密謀議で合意された筋書の通...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年05月27日

    第二次大戦はコミンテルンやユダヤが仕組んだものだ、などという世間に流布する陰謀史観を検証。スケールの大きい話で反証しきれないことが、説がいつまでも生き続けることの背景にあるらしい。国際理解の妨げになるのでは問題だが、わかったうえで珍説を楽しむのならばよいのだろう。そのためにも騙されないようにしないと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年05月09日

    ルーズベルトは真珠湾攻撃を知っていたとか、田母神様の論文の内容など主に近代史に顔を出す陰謀論についての考察。戦争などの原因などは多方面に渡ることが多いので、どうしてもこれといった確定的な要因が無いことが陰謀論のはびこる原因だということがわかる。個人的にハワイ併合の話は知らなかったので参考になった。

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