わたしとトムおじさん

わたしとトムおじさん

760円 (税込)

3pt

両親の別居をきっかけに、NYで暮らしていた小学六年生のニールセン・帆奈は懐かしい建物が集まる観光施設「明治たてもの村」で、祖父母と元ひきこもりの「トムおじさん」と暮らしている。「人と接すること」が苦手なおじさんとの日々を通して見えてくる人のつながりの温かさ。注目の作家が繊細に描く、不器用だけれど懸命に生きる人たちの物語。

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わたしとトムおじさん のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2015年03月07日

    ハーフの帰国子女で小学校になじめなかった帆奈と、高校の時に引きこもりになったトムおじさん。他人との距離の取り方が苦手で悩んでいる人たちの物語。
    舞台が昔の建物を移築した「明治たてもの村」ということもあり、ちょっと現実離れした空気が広がります。そんな中で現代的な生きづらさの悩みを抱える人の物語を展開す...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年08月28日

    ゆっくりとした時間漂うお話。各章ごとに時間は全く違うけども、作中を漂う雰囲気はやわらかいままです。
    素直で真っ直ぐで強さと弱さ、こどもらしさと大人らしさの両方を持ち合わせていたかわいらしいかんなちゃん。
    まさか東京に出てしまったなんて最終章びっくりしました。それを上回る驚きはなんと言っても、恭介くん...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年12月19日

    再読本。平成から令和になろうとしているいま読むと、どうにもノスタルジックな気分になる。ややもすると重くなりがちな要素を含んいるが、少しばかり人間関係のすれ違いはあれど、嫌われ役がひとりも登場しないので、イライラせずに読めるのはありがたい。

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    Posted by ブクログ 2015年08月06日

    子どもは明るくなるのが仕事なら、私はまったく勤めを果たせてなかったんだな。
    だから大人の仕事である優しくなるということは全うしたいなと思えました。
    小路さんの願いが悩める人々に届くといいな。

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    Posted by ブクログ 2014年11月07日

    弱者や子供を満遍なく認め、あるがままを優しく応援する小路氏らしい作品です。
    特に子供の描き方がとっても上手です。
    悪意とは無縁の世界なので、気持ちが疲れているときにオススメです。

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    Posted by ブクログ 2012年11月07日

    社会からちょっとずれてしまった人たちの、あたたかい物語。
    現代の問題が浮き彫りになっています。
    私たちはトムおじさんやハンナのような素敵な人たちを、一時の感情でほっておいていいのでしょうか。

    0
    購入済み

    捉えどころが複雑?

    2021年05月17日

    小路作品っぽいといえば、ぽいんだけどね~
    キャラの作り方とか、ライトな事件(までいかないけど、「訳アリ」案件っていうか)で構成されてるとか。

    でも、何だか全体的にフンワリしてしまって、総じて何を言いたかったのかがぼやけている気がしました。

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    Posted by ブクログ 2020年02月04日

    明治たてもの村に住むハーフの小学生、帆奈とトムおじさんをはじめとする、優しい周りの大人たち。
    小路ワールド全開で、設定もキャラも出来過ぎくらいだけど、それでもよい話だなーって素直に思える展開だった。
    思ったより長い時が流れて、大人になった帆奈に会えてよかった。

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    Posted by ブクログ 2013年03月24日

    ハーフの女子中学生とその叔父さんのお話。

    口下手で非社交的だけど
    手先が器用で頭も良くて優しい、っていうのは
    良キャラの王道だとは思うけど、
    起こる出来事もなんとなく予想できる
    範囲内で特に大きな感動もせず。

    帆奈のおじいさん(トムおじさんの父親)が
    江戸っ子のようだ。
    東京バンドワゴンの勘一じ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年06月19日

    久しく(という程では無いけど)小路さんを読んで無いなと、本屋さんの検索システムで探して見つけた作品です。
    小路さんらしい温かみのある作品。でも出来はもう一つかな。
    全体に話が出来過ぎなのです。良い人ばかりが出てきて、ハートウォーミングな話が続く。それ自身が悪い訳では無いし、私はそういう話が好きなので...続きを読む

    0

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