無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2021年04月27日
自身の言葉で始まる文章はまるで1,2歳児の言葉がでない子どもの心の声の様だ。そこから大学へ戻り、更には染めの仕事をする…壮絶な人生、だがとても明るく真っ直ぐに生きていらっしゃる。
いつか染められた着物を目にしてみたい。
途中に母親の手記もあり、見守る優しさと強さを感じる。
解説で俵万智氏が書い...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年01月25日
この世には体験者しか書けない世界があるが、この本はまさにそう。解説で俵万智が書いている通り、子どもの感性をそのまま書いたような文章は、書こうと思って書けるものではない。この文章を読むことで、毎日見過ごしているあらゆることが、全く新しい、けれどよく分かる感覚で立ち上がってくる。
記憶は、結局全部は戻ら...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年12月30日
電車の中で読み始め、読み終わりました。
出だしの線の表現はとてもすごいなぁと、線を眺めながら思っています。
母親として、お母さん目線でも考えてしまいます。
1人で大学へ行かせる、しかも電車で。
一人暮らしをさせる。
旅に行かせる。
済んだ過去はやわらいでしまうけれど、その真っ只中にいる時は一分一秒...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月13日
記憶をなくした本人と、母親の視点から書かれているノンフィクション。事故で記憶をなくしてしまった美大生が、自分自身を立て直していく過程を追ったものです。本人の記述に挟まれる形で母親による記述があり、全体をとらえるのに役立ちました。
時に悔しく悲しい思いをしながら成長し人生を再構築していく様子は、子供時...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月08日
よくドラマなどで目にする「事故による記憶喪失」という症状。大切な人との記憶を失い、すれ違いなどを経てまた新たな関係性を築き上げたところで過去の記憶が戻り…というのはよくある話ですが、現実はそれほど甘くありません。
自分が何者かはもとより、周囲の人間が離している言葉の意味や、自分の身の回りにあるもろ...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。