「日本史」の終わり 変わる世界、変われない日本人

「日本史」の終わり 変わる世界、変われない日本人

1,699円 (税込)

8pt

80年代、世界有数の経済大国だった日本は、今なぜ中国や韓国に追い抜かれてしまったのか? 本書は日本を代表する経済ブロガーと、『中国化する日本』で脚光を浴びた気鋭の歴史学者が、日本の歴史を辿り、現代の「決められない政治」や「変われない企業」といった日本停滞の原因を縦横無尽に語り合った成果である。「明治維新後、西欧化を図り、わが国は世界に類を見ない高度成長を遂げた」という歴史の通説は幻想であり、実は日本がいまだに江戸時代から進歩していないというのが、両者の共通認識である。全国300もの藩が別々に法律や武力を保持し、ムラ社会の掟で問題解決するシステムが、内向きで縦割りの社会構造を生み、全体戦略や強いリーダーが現れない原因を作り出したのだと指摘する。歴史を見れば、外からの衝撃を吸収しながら豊かな国になった日本人の、変化への適応力の強さを活かすことで、グローバル化に対応する道はある! 通説を覆す一冊。

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「日本史」の終わり 変わる世界、変われない日本人 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    在野の経済学者、池田信夫さんとネット歴史論壇の旗手、与那覇潤さんの知的刺激あふれる対談集。
    この本を読んだ後には、司馬史観で「お前も大志を抱いて励め」と諭す上司に一言いいたくてしょうがなくなるかもw

    曰く、「明治維新後、西欧化を図り、わが国は世界に類を見ない高度成長を遂げた」という歴史の通説は幻想

    0
    2014年05月06日

    Posted by ブクログ

    橋下さんは、民主主義者ではなく、徳治主義者。
    「専制者が民意を吸い上げて、代わりに執行してあげる」という中国的な民主主義。「決定できる民主主義」は、西洋ではなく、中国的な民主主義。

    与那覇氏の「ブロン」(日本と中国の双方の特徴が混じった結果、両者の欠陥を兼ね備えた体制になること)。星新一の掌編が語

    0
    2013年04月23日

    Posted by ブクログ

    読み物として、とても面白い。実際に日々の生活の中で感じる組織や社会、文化に対する疑問に、意外な角度からヒントを与えてくれる。自分の思考を深めるための、導入的な対談だった。

    0
    2014年04月29日

    Posted by ブクログ

    対談に名作なし、は読書家の定評(?)だが、池田信夫ということで手に取ってみた。

    対談のもう一方の相手の與那覇潤は、『中国化する日本』という本を書いた気鋭の歴史学者らしい。池田信夫も学者といえば学者なので、学者系の対談にあるようにやたらと文献が出てきて、あの本の中ではこう言われていた。あれはこう解釈

    0
    2013年11月12日

    Posted by ブクログ

    池田信夫・與那覇 潤共著。

    2人の趣味で書いたでしょって感じの本。
    多分1回じゃわからん。

    日本史を西洋基準でなく、中国基準で見直しましょう。
    それはシステム1(本能的な感情)とシステム2(抑制する機構)の存在で、システム1は全世界が持ってて、システム2は戦争しまくった西洋しかもっていないってい

    0
    2013年09月22日

    Posted by ブクログ

    西洋の法律と中国の科挙システム•徳治、昔からの村社会のキマイラが日本の現状だという。なるほどね、そういう見方があるんだ。

    0
    2013年07月19日

    Posted by ブクログ

    非常に難解。

    日本はまれになく平和であり、法の確立も、専制君主もなりたたず
    江戸時代から進化していない江戸化された世界
    みんなが拒否権をもち法の確立がなされていない世界
    橋下氏のやり方は中国皇帝のやり方。西洋化できていない
    日本。でも江戸のままではなりたたず、今後中国化していく
    という話。

    どち

    0
    2013年02月08日

    Posted by ブクログ

    中国のような皇帝がルールを決めて統治する社会ではなく、欧米のような法治国家でもなく。日本は江戸時代から続く村社会で課題を解決する仕組みが今も根付いている。
    専門家の2人の先生の対談で、お互いに一定の知識レベルがある前提で話をあちこちに展開されるので、正直なところ読みにくい。内容は詰まっているので、完

    0
    2023年06月12日

    Posted by ブクログ

    「日本人とは何か」について、2人の作家がとことん語る一冊。

    言ってることは(特に池田信夫のブログを日ごろから呼んでれば)充分頷ける内容なのだけど、何せ対談形式なので話がダッチロールして中々進まない。
    対談よりもむしろ2人の共著形式の方が良かったのでは?

    0
    2015年03月28日

    Posted by ブクログ

    今が終わりで、その先は?ということにはまだならない。つぎつぎとなりゆくいきおひの先がどうなるのかは、グローバル化だというが、それはどういう状況なのだろう?処方箋なしでもすごく楽しかったからいいけれど。

    0
    2013年09月11日

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