現実を視よ

現実を視よ

ビジネス・実用
1,600円 (税込)

8pt

「この本を書くことは、一経営者としては正しい判断ではないかもしれない。だが、書かずにはいられない」。いまだにほとんどの日本人は「この国は豊か」と思っているだろう。それがいかに「現実」とかけ離れた思い違いか、本書を読めばわかるはずだ。勃興するアジア経済から目を背け、「未来からの借金」で身の丈の2倍の生活をする日本人。借金を返すどころか「増税」という愚策しか打ち出せない日本政治。なぜ国民も、政治家も、「稼ぐ」ことを忘れて「貰う」ばかりになったのか。松下幸之助や本田宗一郎が体現した「資本主義の精神」はどこへいったのか。「グローバル化の尖兵」を自負するファーストリテイリングの経営トップが見詰める世界と日本の「現実」とは。「成功法則」のない時代に企業と個人がもつべき「視点」とは。「あなたが変われば、未来も変わる」。本書はこの国を愛する企業家が身を賭して著した警醒の書であり、希望の書である。

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    ビジネス・経済 / 経済
  • 出版社
    :
    PHP研究所
  • タイトル
    :
    現実を視よ
  • タイトルID
    :
    186810
  • ページ数
    :
    240ページ
  • 電子版発売日
    :
    2012年09月28日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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現実を視よ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     私自身も政治家と同様に現実から目を背け、このままでは茹でガエルになってしまうような状態。事業全体が危機感が欠如しており、誰かがなんとかしてくれるであろうと、他責の体質。
     ウチの会社は何者で、どこに向かっているのかをしっかり社内で議論する。

    0
    2020年07月23日

    Posted by ブクログ

    ユニクロの柳井氏の本である。全く正しいことを言っていると思う。内容に同意。現在の日本の置かれた状況を簡潔、明瞭に述べている。気力、熱意、意気込みがひしひしと伝わってくる。ぜひ若者をはじめ、多くの日本人に読んでもらいたい本だと思う。
    「社会の変化は、あるきっかけによって唐突に起こる。そして成長から見放されることは、すなわち「死」を意味する」p11
    「(上海について)街灯もない「田舎町」が世界有数の都市に変わるのに、30年もかかっていない」p13
    「私が絶望するのは、「日本はもう成長をめざさなくていい」という意見を、メディアで評論家や経済学者が堂々と口にするようになったことである」p17
    「貧しくても心が豊かならばよいというのは、豊かになった人だけが言えるざれごと」p19
    「他人を思いやる気持ち、組織に対する忠誠心、勤勉で努力を惜しまない、清潔できれい好き、謙虚に学ぶ姿勢、異質のものを受け入れて昇華させる懐の深さ、詫び寂びや人情の機微がわかる力。私たち日本人は古来から、このような資質を脈々と受け継いできた」p20
    「(吉田松陰)かくすれば かくなるものと知りながら やむにやまれぬ 大和魂」p21
    「(アジアの)40億人は豊かさに飢えている」p28
    「新興国の人々は固定電話や携帯電話をスキップし、いきなり低価格のスマートフォンを手にするようになった」p30
    「いまだに「日本人は他のアジア人よりも頭がいい」と思っている人は、その認識がいかに現実とかけ離れているかを知るべきである」p34
    「(新興国の考え方)もし成功したければ、いまよりいい暮らしをしたければ、実力をつけ、自分の力で稼ぐようになるよりほかにない。これが彼らの常識であり、現実なのである」p36
    「ほんとうに顧客の立場に立って、何がほしいのか、何を求めているのかを頭がショートして煙が出るくらい考えなければ、ビジネスは成功しない」p48
    「問題は山積しているのに、無為無策の政府は機能せず、政治家は政局に明け暮れるばかり」p50
    「「圧倒的なナンバーワン」を達成するために、最も重要なこと。それはグローバル競争に勝ち抜くことのできる「人材の育成」にほかならない」p64
    「太平洋戦争の敗戦も、バブル期以降の日本の衰退も、その本質は似ている。目の前にある現実を見ないで、過去の成功体験にとらわれて変化を嫌う。論理よりも情緒を優先し、観念論に走るといった特性は、時に取り返しのつかない結果を招く」p80
    「国債というのは、要するに、未来からの借金。返済義務を負わない年配世代が直接、痛みを感じることはない」p87
    「今の法人税率や所得税率を見れば、この国はお金のある人が、お金のない人を食べさせる社会になっていると言っていい。そのわりに、トヨタ自動車やキャノンなど、輸出で外貨を稼いでたくさん税金を納めてきた企業に対して、国家も、国民も、感謝が足りないのではないか」p89
    「人が寝ているときにも働いて、過酷な競争に勝ち抜いたからこそ、多くの富裕層は多額の報酬を得ることができている」p91
    「権利ばかりを主張して、義務から逃れようとする。困っても国がなんとかしてくれると思い込む。大事なことは自分や家族の生活で、生まれ育ったこの国に対して何ができるかなど、考えたこともない」p97
    「(邱永漢)日本は政治家と生活保護を受ける人ばかりになる」p99
    「はっきり言えば、文部科学省と日本教職員組合による教育が、日本人の精神を骨抜きにしたことは間違いない」p112
    「(ユニクロ社員)李に言わせれば「日本人はハングリー精神が足りない」」p117
    「国民がどんなに頑張っても、このままでは政治家が国を滅ぼしてしまう。カウントダウンは、徐々に近づいている」p139
    「(政治家について)サービスを受ける側は、あれもしてほしい、これもやってほしいと要求する。しかし票がほしいから、とみんなにいい顔をして、そのとおりの政策を行っていたら、予算が足りなくなって赤字体質に陥るのは当たり前」p152
    「思い返せばこの20年間、日本人は国に対して要求ばかり叫んできたのではないか」p178
    「失われた20年の教訓。それは、みんなが評論家になってしまったこと。傍観者ばかりで当事者がいなければ、状況は何も変わらない」p179
    「企業というものは立ち止まっていたら、一瞬で時代から取り残され、衰弱していってしまう」p185
    「現状でいい。そう思った途端、進歩は止まる」p188
    「起こっていることは、すべて正しい」p190
    「「求めない生き方」と並んで気になるのが、「頑張らない生き方」(著者は強く批判)」p193

    0
    2018年11月04日

    Posted by ブクログ

    尊敬する(私淑と言ってもいい)柳井さんの本。もう、さすがだなーとしか言えない。そら、神様じゃないから、絶対間違いがない人とは思わないが、書かれていることは、ごもっともと思うことばかり。で、特にすげーと思うのは、そーゆーのを他の人があんま言ってるの聞かないんだよな、って思う点。読む価値高いと思う。

    0
    2017年04月28日

    Posted by ブクログ

    モチベーションを高めてくれる。
    自分が将来どうなりたいか、を考えるのに役立つ。
    使命感を奮い立たせてくれる。

    0
    2017年04月09日

    Posted by ブクログ

    今の自分が抱える疑問にヒントを与えてくれる内容だった。「何故新しいことをやらなければならないか。何故成長しなければならないか。」
    そもそも、こんな疑問を抱くこと自体が、柳井さんに言わせれば、平和ボケしているということ。

    上の疑問に対する本から得た気づきは、資本主義の原則は稼がないと食えないということと、日本には何もしなくても稼げる資源が存在しないということ。

    そういった当たり前を日常無意識でいられるのは、社会主義と化した政治や大企業の施策に保護されているから。

    競争相手が見えているか?
    社会を変えたいという気持ちは持てているか?
    自分に問いかけたい。

    0
    2015年04月01日

    Posted by ブクログ

    世界で戦っている人の言葉は重い。
    こんな厳しいのかってくらい。

    ただ、なぜか読み終わって
    鼓舞されている自分がいる。

    0
    2014年04月11日

    Posted by ブクログ

    2014年の学生時代の読書メモ転記



    ファーストリテイリングを作り上げた柳井さんが、
    日本のありかた(政治・教育・企業)を、世界の国々と比較しながらその将来性に対して警鐘を鳴らしている。
    やや、吉田松蔭を意識して過度に日本を叩いているように思える部分もあるが、伝えている内容は概ね賛同できるとともに、勉強になった。


    記憶に残っている項目
    - 日本人は資本主義の精神を忘れている(社会主義国家みたいである)働かざる者は食うべからずの精神。ほんとの弱者以外は支援するべきではない。「資本主義の精神」とは、「成長を目指して自ら事業を起こし、より良い社会の想像に向かっていくこと」。
    - 稼ぐことによってのみ国は発展する。日本は、成長を放棄した
    - ハングリー精神、負けん気、志の重要性。日本人はもはや裕福でもなく、今後は貧困の国になる。⇒煽っているだけであるが、今後の中間層の増加、アジア諸国の追い抜きにより、徐々に現実になる。
    - 国はその国の企業活動を制限しないことによってのみ、発展に貢献できる。アメリカと並んで高い法人税を下げるべき。モラトリアム法は、発展の妨げでしかない。
    - グローバルに展開していても「我々はなにもので、何処に向かうのかを失ってはダメ」
    - Ask not what your country can do for you, ask what you can do for your country.
    - 企業の経営者は、長期的なビジョンを語り続けられること。企業の明日を語り、夢を語り、そして、志を語り続けなければならない。
    - ユニクロでは、毎年の豊富がある。人の一生とは、自分の志を成し遂げるためにある
    - 人は求めていい
    - 海外での競争において、本当に強い部分以外は、一切評価されない。
    ⇒ 日本の強みを、顧客志向と捉えている。
    - 司馬遼太郎「日本人は商人としてのリアリズムを持ち、お得意さん大事の間隔で、世界中に喜ばれる以外、生きていく道はない。」
    - 理想をもて。理想を持つことで、やらなければいけないことが、たちまち具体的になる。そしてその理想は大きい方がいい。誰に遠慮することもない。

    まとめ 
    実際に世界の舞台で、企業をしょって戦っている起業家の思いを知る。もっと、自分も志を持ち、それに向けてたゆみない努力を重ねないといけない…でも、いざ本を閉じて一日ねると、すぐ意識の外に。継続的に思う必要がある

    0
    2025年04月28日

    Posted by ブクログ

    2012年に書かれた本なので、時代背景は少々異なっている。むしろ当時よりも中国、アジア諸国の経済発展と日本経済の凋落は著しくなっていると思う。

    山口県の一衣料店からグローバル企業を築き上げた柳井社長だけに、その言葉には熱量と説得力がある。一方で、所々矛盾した記述もある。(ex.国に文句を言うなと言いながら、当時の民主党政権や自民党のバラマキ政策への批判もされている)また、ポジショントークと見受けられるような記述もあったり、全編通してマッチョイズム盛々の自己啓発本、エッセイである。

    結局日本政府、日本人が変わるためにはやはり外圧を受けるしかないのではないかと思ってしまった。戦後の人々が我武者羅に働いたのは貧しかったからである。現代日本に生きる人々が自らハングリー精神を持つことはなかなかに困難なことではある。

    しかしながら、現実を受け止めなければならないとも思う。少なくとも私は「茹でガエル」のようにはなりたくないと本書を読んで感じた。

    0
    2021年03月29日

    Posted by ブクログ

    どれだけ凄い技術であっても、顧客に伝わらなかったり、うまく商品化出来なければ、それは生産者の自己満に過ぎない。
    稼ぐことの重要性を再認識する。そして資本主義の精神を取り戻す。

    立ち止まることは最大のリスク。

    著者のメッセージは以下。
    1.起こっていることは、全て正しい。
    2.人間は求めていい。
    3.需要はあるのではなく、つくりだす。
    4.サムスンに躍進の秘訣を聞きに行け。
    5.売れる商品は、世界中どこでも同じ。
    6.100億円売ろうと決めねば、100億円売れない。
    7.戦うなら、勝ち戦をすること。
    撤退するラインを決めておき、そこまでは進める。失敗を恐れない。
    8.日本語はハンデにならない。
    9.日本の商人道を取り戻す。
    10.苦しいときほど理想を持て。

    誰かが変えてくれるだろう。と思っているうちはいつまでたっても変わらない。
    当事者意識を持ち、実行する。
    著者の熱いメッセージが伝わった。

    0
    2018年11月23日

    Posted by ブクログ

    ファーストリテイリング社長の柳井正氏の著書。
    ユニクロの創業者であり、今や日本を代表する経営者の一人と言ってもいい人物である。
    そんな柳井氏が経営者の視点から日本の現状に憂い、政治や経済にまで話を広げる展開はとても興味深い。
    今必要なのは、現実を直視すること。国も、企業も、個人も、しっかりと現実を見つめ、より良い方向に向かって歩み続けて行かなければならないと。立ち止まることなく、過去の成功体験に縛られることなく、失敗を恐れず、チャレンジすることが大事であると。なるほど。

    0
    2018年03月22日

現実を視よ の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    ビジネス・経済 / 経済
  • 出版社
    :
    PHP研究所
  • タイトル
    :
    現実を視よ
  • タイトルID
    :
    186810
  • ページ数
    :
    240ページ
  • 電子版発売日
    :
    2012年09月28日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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