没落する文明

没落する文明

ビジネス・実用
715円 (税込)

3pt

3.11で我々に突きつけられたのは、文明の限界である。人間がテクノロジーによって自然を飼いならし、開拓し続けることには限界があり、終わりなき成長は夢でしかないと露呈した。早晩、世界が直面するであろう文明の壁に真っ先にぶつかった日本。国家と資本主義の構造を原理的に問い直してきた哲学者と、リスクと社会の相互作用を論じてきた科学史家が、天災・テクノロジー・エネルギー・経済成長の関係を人類史的に読解しながら、日本が描くべき新しい時代へのヴィジョンを提示する。【目次】はじめに 菅野稔人/第一章 天災が日本人をつくってきた/第二章 テクノロジー・権力・リスク/第三章 テクノロジーはどこへ行くのか/第四章 エネルギーと経済のダイナミズム/第五章 国力のパラダイム・シフト/おわりに 神里達博

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 政治
  • 出版社
    :
    集英社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    集英社新書
  • タイトル
    :
    没落する文明
  • タイトルID
    :
    186127
  • ページ数
    :
    200ページ
  • 電子版発売日
    :
    2012年09月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

没落する文明 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    難しいかなと思ったけど読みやすい。震災以降の日本の行く末を歴史や哲学を用いて考察している。おもしろい。

    0
    2013年05月14日

    Posted by ブクログ

    ○日本では決定が特定の人間やグルー ブによって明示的になされないので、責任ということもなかなか問題になりません。
    ○日本には予期せぬ災害によって社会体制を切り替えるような文化的なDNA
    がある。自然災害が権力の代わりになってしまっている。日本には自然主義的アナーキズムみたいなDNAがある。
    ○現場主義の極端な例が日本社会を破壊するトリガーをひいたケースも多いのではいか。
    ○福祉政策のために国家が権力を行使するという事に対しても否認するけいこうが比較的強い。
    ○自己責任の観念が日本社会ではものすごく強い。

    0
    2012年03月02日

    Posted by ブクログ

    エネルギーのポテンシャルを使い果たすと文明は失速する。あたらしいテクノロジーが出てこなければブレークスルーもない。そうするとしばらくは停滞する、というか没落する。そして日本は古くから災害で攪乱されて変化を起こしてきた。となればいまは、まさにそんなときではないか。傘を発明したから天気を気にする必要が出た。何かを発明すれば事故も同時に発明することになる。バブル的マインドの人には到底受け入れられない話ばかりかもしれないが、僕はこの没落という転換におおいに希望を持つのです。

    0
    2013年08月28日

    Posted by ブクログ

    資本主義は成長をし続ける宿命にある。
    資本主義を加速させようとする人はそのことをよく理解している。
    そしてそれに異を唱える人をナイーヴのように評価する。

    しかし実のどころナイーヴなのは無批判に資本主義に乗っかったままの人だったりする。

    資本主義は構造的に早晩限界を迎えることを理解していないのだ。

    本書は論点も整理されており資本主義がなぜ、そしてどう限界を迎えるのかを理解する手助けになる。

    確かに資本主義は恐ろしい加速度をつけて疾走している巨大なシステムだ。簡単にはとめることはできない。そしてとめることが正しいこととも思えない。

    しかしその先を見据えるためにはきちっとその限界を理解しておく必要もある。

    0
    2013年01月10日

    Posted by ブクログ

    3.11に起きた地震と大津波は、私たちの生活が自然環境という、人間の力ではどうにもならない条件のもとでかろうじて成り立っていることを再認識させた。
    国家と資本主義の構造を原理的に問い直してきた哲学者 萱野稔人と、リスクと社会の相互作用を論じてきた科学史者 神里達博が、天災、テクノロジーなどについて、対談形式で新しいビジョンを提示する。
    個々人の競争や責任でリスクを回避しようとすることの限界について、再度考える必要がある。

    0
    2012年12月23日

    Posted by ブクログ

    対談本なのですっと読み切れてしまうがなかなか面白い指摘が多い
    長いスパンで日本史(といっても有史より前も含むが)を見ると大災害が歴史的変換点の起点になっている、ということか。
    日本では革命の代わりに大災害が起こっている感じが近いのか。
    大災害にさらされてきた日本人はその無力感により基本的に反権力であるとの指摘が結構説得力があった。
    それと何故アジアの人口密度が高いかについての指摘で単位面積当たりの米と小麦の収穫量(カロリーベース)が6倍あるとの指摘もおもしろい。
    もう一つ、4大文明のうち中国文明を除く3つは滅亡したがこれの原因は資源収奪のための自然破壊(森林伐採)による砂漠化が原因との指摘に納得。

    0
    2012年10月30日

    Posted by ブクログ

    地震や火山活動、台風などによって日本の統治システムが瓦解していくことは、実は珍しいことではない。江戸幕府が倒れたのも、黒船よりも安政の大地震によって既存の統治機構の信頼性が揺らいだからと言われている。

    果たして、東日本大震災後の日本社会はどうだろうか。誰も今の政府の言うことなんか信じちゃいない。それでも世の中を覆う漠然とした不安に、我々は向き合っていかなければいけないのだ。

    文明論においても、経済成長という幻想は戦後のたった40年程度のものであると結論づけている。それでも現代社会は、経済成長という至上目的を守るために、年間3万人もの自殺者を生み、数十年後には空き家率が40%に達するというのに35年ローンを組んで新築住宅を売り続ける。

    文明は没落する。この崩壊プロセスにおいて、次の創造が生まれていく。

    0
    2012年07月31日

    Posted by ブクログ

    景気循環だとか、資本主義の限界だとか言われている今日この頃ですが、
    そんなスケールの話ではなく、
    今の化石燃料をベースとした文明の終わりを
    我々は、今まさに経験しているのだということを、
    萱野氏と神里氏が対談で確認している。

    萱野氏の超マクロな視点と
    神里氏の科学史的視点が、
    今まさに転換点であることを示していくのが、
    逐一納得させられる。

    多くの人は、この転換点を生きることは、
    不安に思うだろう。
    だが、それはこの上のない経験なのだ。
    道を誤らないように適切に判断して、
    行く末を見届けたいと思う。

    自分が生きてる内に大転換できるかどうかは、
    わからないが、
    子供たちが、路頭に迷わないように
    自ら考え、判断する力は、つけさせたい。

    0
    2012年06月17日

    Posted by ブクログ

    ⒊11をモチーフに成長社会から縮小社会へ。徳川幕府の始まりも同じであるが、いろんな意味でのエネルギー転換を拡張から別の方向へ持って行くことで新たな文明を作り得る、拡大することが必ずしもよいことではないと説いてます。

    0
    2012年04月08日

    Posted by ブクログ

    対談というよりも、放談。予想していることの方向性は間違っていないと思うが、実現するかどうかは全く未知数。知的格闘は必要ない。さくっと読め、手軽。

    ・2007年の調査「自力で生きていけない人たちを、国や政府は助けるべきだ」への同意が34カ国中、日本は最下位。
    ・あらゆるリスクが事実上、国家へと集まってしまう問題がありそうだ。
    ・世界で最初に工学部を擁した総合大学は東大。
    ・資本主義の歴史では、生産拡大の局面の後には、金融拡大の局面が必ずやってくる。バブル。
    ・成長幻想と輸出立国幻想。

    0
    2014年12月12日

没落する文明 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 政治
  • 出版社
    :
    集英社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    集英社新書
  • タイトル
    :
    没落する文明
  • タイトルID
    :
    186127
  • ページ数
    :
    200ページ
  • 電子版発売日
    :
    2012年09月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

集英社新書 の最新刊

無料で読める 社会・政治

社会・政治 ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す