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Posted by ブクログ
日本語の規範たる放送における日本語(共通語)の抱える問題を、特にテレビという媒体における日本語に絞って取り上げたわかりやすい良書。まぁ、放送における日本語といえば「テレビで使われ話される日本語」をまず念頭に置くのが一般的な見方なので、タイトルからして頷ける新書である。
さて、筆者は、てれににおける日本語の問題を、話し手(アナウンサーかタレントや俳優か)、テレビ番組携帯の歴史(映像と喋りの共存のあり方の変遷)、テレビの扱う内容(ドラマなのか大災害なのか一般ニュースなのか)という3つの面から分析している。さらに、その分析に時代で変わっていく日本語自体と放送における日本語の関わりについても織り込まれている。
特に興味深かったのは、アナウンサーの日本語が大きく変わったとされる2つのポイント。動画を背景にテレビカメラ視線でニュースを読むようになった事(その原点はNHKらしい)と、ワイドショーによるアナウンサーの原稿なしのコメント発信(原点はフジレレビらしい)という指摘。
最近のアナウンサー、特に民放(さらにあえて名指しすればフジテレに)の質の日本語の低下は、ワイドショーから派生したタレント司会番組のアシスタントとしてタレントとのやりとり能力と容姿重視のアナウンサー教育、そしてアナウンサーを準タレント的な存在として扱うテレビ局にあると考える自分にとっては、まさに的を得た内容であった。
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