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医師の世代間格差、収入格差、機会不平等の実態に迫ります!
医師不足や過酷な勤務状況下で、40代以下の疲弊した勤務医は、開業するにも不安がつきまとい、自分の子も医師になって欲しいという願望は強くありません。一方、年配の開業医はある程度時間に余裕があり、半数以上が男の子を医師にしたいと考えています。
このように年代や勤務形態で格差が広がりつつある中、医師たちはどのような医療システムが望ましいと考えているのでしょうか。財源の公私分担をどのようにすべきか、どんな医療技術を保険適用すべきか、限られた医療資源をどのような患者に優先すべきかなどのテーマをどのように考えているのでしょうか。
本書では、「開業医はやはり息子に跡を継がせたいのか」「開業医と勤務医はどれくらい年収が違うのか」「医局制度とはどんなものなのか」といった素朴な疑問をはじめ、過酷な勤務医の実態、地方の医師不足、医師自身の考え方の違いなどについてアンケート調査を行ったうえでデータに基づいて経済学的分析を行いました。日本の医師の置かれている実態や今後の医療制度を考えるうえで有用な1冊です。
Posted by ブクログ 2018年11月04日
日本の医療について、データを基に述べたもの。論理的、学術的に論理を展開しており説得力はあるが、驚くような内容ではなかった。またデータももう少し多ければ説得力が増したと思う。
「2003年では全体の73%を占めていた大学病院での研修医採用が、2004年には56%と激減した。その後も漸減し、2010年...続きを読む
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